2021-04-25 フォマルハウトの三つの燭台〈倭篇〉(講談社) / 神林 長平 書籍 いつも通りに言葉と世界を題材として扱いつつもアニメ化されてもおかしくなさそうなキャラクター(ニートの中年だけど)が登場して軽妙な掛け合いが楽しめる作りは久しぶり。当然面白かった。キャラも立ってるし、サブタイトル(?)に〈倭篇〉と謳ってて、『火の鳥』みたいな壮大なシリーズにでもなるのかと思ったが、きっちり完結していたので、どうするんだろう。物語の語り手を変更すれば何度でもやれそうではあるけど、それはやらないだろうしな。