2022-03-21 サイボーグブルース (角川文庫)/ 平井 和正 書籍 言及されまくりだろうけどサイボーグの悲哀と暴力性は『ロボコップ』を遥かに先取りして描いているし、鬱蒼とした未来感はのちの『ブレードランナー』に先行してる。アクションシーンの描写も現行のSF映画や漫画のバトルシーンを先駆けている。で、今読んでも面白いし後半スピリチュアルに寄っていくところも平井和正本人のその後を先取りしてるよ…。というわけでSFエンタメの先見性において平井和正は永井豪と並んで凄すぎるな、と改めて思った。で、後書きが星新一で、作品を評価しているのもなるほど、という感じだった。