ジャンゴ 繋がれざる者

   冒頭のクリストフ・ヴァルツで持っていかれた。前作と真逆の役に持ってくるタラのバランス感覚も最高。前作が戦争映画と言っておきながら全然違ったのと同様、今回もマカロニと言うよりタラ映画としか言いようがないテイスト。『キルビル』以降の、流れが雑な感じは今回もあって、脚本賞はやっぱり功労賞的な意味合いかなとも思ったが、前半の暴力描写(特に血糊の飛び方)とか凄いし、一貫してハズさないタランティーノへの信頼は揺るがない傑作だった。

映画『ジャンゴ 繋がれざる者』日本版予告編 - YouTube