yudutarouログ

Twitter(ID:yudutarou)で観た映画を確認しようとしたら非常に面倒だったので、メモになるつぶやき(主に映画とか音楽)を移植。なので2014年まで時系列バラバラ。

2021-11-01から1ヶ月間の記事一覧

町かどの穴──ラファティ・ベスト・コレクション1(ハヤカワ文庫SF)/R・A・ラファティ著、牧眞司 編、伊藤典夫、浅倉久志ほか訳

ラファティは長編しか読んでいなかったので(SFマガジンの特集号も未だ寝かせたままだった!)、奇想が凝縮された短編集は印象の違った面白さがあった。世界の捉え方自体が随分おかしいので、短編が終わるまでにストーリーへの理解が追いつかない作品が多い…

FRITZ /Pastel

いかにもシューゲ好きが好きそうな感じで、案の定好き。基本的には普通のポップソングなので、あんまり記憶には残らないかな。まあ、それは最近アニソンとかのメロディの明確な分かりやすい曲ばかり聴いているこちら側の感受性の問題かも知れんけど。 https:…

MARY ANNE’S POLAR RIG /Makes You Happy

懐かしいオルタナとローファイの香り…。けどアルバム通して凄い綺麗にまとまっててポップで聴きやすいってのがミソで、実はそういうのあんまり無いし、半年後に覚えてるかは別として好きな感じだった。 https://youtu.be/GqfazTF6ybQ 発売日 2021/6/23 1. So…

世にも不思議な物語 世界の怪奇実話&都市伝説 (扶桑社ミステリー)/ レノア・ブレッソン著・尾之上浩司訳

実話の再現ドラマという触れ込みのテレビ版をノベライズしたものとはいえ、どの作品も良質な幻想小説として面白く、それを実話を紹介する体で並べているのがいい味になっていた。年代も現代から随分離れているので、ホントにあった怖い話を求める人には物足…

中世社会の基層をさぐる (山川出版社)/勝俣鎭夫

前方に未来を見るという現代の認識が中世のある時期から始まったものであり、それまでは前方に過去が拡がっていたという精神構造のシフトに関する一章のSF的な思考や、中世までは家そのものに人格を見て社会が動いていたという民俗学を援用した諸星大二郎的…

映画の奈落: 北陸代理戦争事件(国書刊行会) / 伊藤彰彦

深作欣二監督、高田宏治脚本、松方弘樹主演による1977年の東映映画、『北陸代理戦争』の制作過程を追ったドキュメンタリー。後追いで映画に触れた身としては同じ深作映画とはいえ、鮮烈な北国の風景が印象的過ぎで「仁義なき〜」と比較して観てはなかったの…

君と綴るうたかた(2) (百合姫コミックス) / ゆあま

最初から悲しい結末になることが予告されて始まっている物語な上に過去のイジメ話というヘヴィーな内容も乗っかって、かなり暗い展開なんだけど、物語の趣旨的にはおそらく最終的に主人公を救うはずなので、どう決着させるのかという興味で引っ張られる。し…

フランシュシュ@幕張メッセ

2021年10月17日、幕張メッセ国際展示場7、8ホール。「ゾンビランドサガLIVE~フランシュシュ 佐賀よ共にわいてくれ~」2DAYSの2日目。娘と参加してきた。 ライブ発表から直前までコロナで状況がどう変わるのか不安だったのだが、無事開催されてホント良かっ…

フランシュシュ@幕張メッセ(の前日の話。ただのオタク旅)

2021年10月17日のフランシュシュのライブに参加する為に、娘と東京へ。せっかくなので前日の朝から出発して、オタク趣味を充足させることにした。 とりあえず羽田から東京駅へ。ホテルにチェックインして東京駅をのぞいていく。 娘の計画ではまずここのジャ…

恋する(おとめ)の作り方 (3)(一迅社)/万丈 梓

面白い。登場人物が全員善人、ノンストレス、微笑ましいラブコメぶり、という今どきの楽しさ要素山盛りに加え、作品世界の進むハッピーなベクトルが、本来様々な可能性がある中でそこに至っていると理解出来る作りになっていて、「女装男子モノ」としての作…

恐怖(文藝春秋)/ 筒井 康隆

ここ最近以外の筒井作品は、ほぼ読んでいると思っていたが、これは読んでなかった。というかこれ、筒井康隆が老人になって書いたイメージで、わりと近頃の作品な気がしてたが2004年刊行だから既に15年以上前の作品か。ヤバいな。ドタバタやりつつ主人公が段…