2018-09-01から1ヶ月間の記事一覧
ペルーのジャングルからロンドンへやって来た熊のパディントン(声:ベン・ウィショー)はブラウンさん(ヒュー・ボネヴィル)、ブラウン夫人(サリー・ホーキンス)、長女のジュディ(マデリン・ハリス)、長男のジョナサン(サミュエル・ジョスリン)、親…
体の弱い母と岸壁の洞窟で静かに暮らしていた片目の少年クボ(アート・パーキンソン)は、魔法の三味線で折り紙を自在に操る特殊な能力を活かして村へ降りては物語を披露し生計を立てていた。しかし盆踊りの日に母に禁じられていた夕暮れ時まで村に残ってし…
ジャケも素晴らしいし、何より「悪魔の歌」をレコードで聴けるのが最高だよ。音の質とかうちの激安プレイヤーでは全く良く分からんので、「悪魔の歌」はレコード盤で聴くとより雰囲気があるよなー、という気分の問題ですが。 yumbo / 石が降る Raining Stone…
評伝や自伝の主役となるほどの映画監督であれば通常持ち得るだろう自作への自負心や思い入れが希薄に感じられて、このスタンスは撮影所のシステムが機能していた時代の監督ならではの感覚や職業監督しての矜持から出ているものなのか、などと考えつつ読み進…
80年代のリバプールのバンドだそうで、歴史に埋もれた秀逸なネオアコバンドという宣伝文句に釣られて購入したら、ほんとにそんなバンドだった。メロディが良いのはもちろんリズムやアレンジも凝っていて長く聴けそう。お洒落じゃないスタカンみたい? Candy …
番外編的位置付けらしいけどテニスバージョンの『ブドウのありか』だけでも買って損はないし、このシリーズの魅力のひとつである生々しい音像がいかに綿密に作られていったかを垣間見ることが出来るライナーノーツの資料的価値や付属のボックスのモノ的価値…
主人公が社会の暗部に入り込むほどに陰謀論と真偽不確かな情報に翻弄されていく様は今の政治、社会状況にあまりにジャストで、おまけ的に収録の短編『殺すも生かすもウィーンでは』も頻発する銃乱射事件を予見したような内容というのもあって、色褪せない新…
SF大賞なので一応積んでたら映画が公開になっちゃうので読んだ。 忽然と現れた謎の球体を『海』と呼称して研究したり、地域が謎の力の影響下にあったりと『ソラリス』や『ストーカー』と言ったような王道?SFのジュヴナイル版と言った側面もありつつ、基本は…
タイトルと装丁から普通に吸血鬼小説だろうと思いつつ読み始めたら、「吸血鬼」という表題は政治における搾取する側、される側、アートにおける作り手と受け手の関係性など、社会における様々な事象のメタファーとして掲げられていて、幼稚な期待感は悉く肩…