yudutarouログ

Twitter(ID:yudutarou)で観た映画を確認しようとしたら非常に面倒だったので、メモになるつぶやき(主に映画とか音楽)を移植。なので2014年まで時系列バラバラ。

2021-08-01から1ヶ月間の記事一覧

上田麗奈 / Nebula

『閃光のハサウェイ』での声が素晴らしかったので音源買ったら凄い良かった。全篇を覆う少し陰鬱な4AD感が声質にジャストで、適度な軽快さを醸し出すシティポップ風味&シンセの音色も良い。アルバムパッケージ全体がアートワークを含めて統一感があるのもフ…

茅野愛衣10thメモリアル ブック&ミニアルバム「むすんでひらいて」 [CD+メモリアルブック]

6曲入りのミニアルバムながら、始まりのリメンバーミー(北川勝利&藤村鼓乃美=ボーダーズ…)から終幕のリメンバーユーまで綺麗に構成されていて、記念盤として完成度高し。良かった。 【ミニアルバム試聴PV】茅野愛衣10thメモリアル「むすんでひらいて」 - …

富田美憂 / Prologue

上手いのに過剰過ぎない歌い手のエゴ、比較的予算かけられてそうなプロダクションと多彩な楽曲、という声優の音楽活動のいいとこが詰まったアルバム。で、何よりとにかく声が良いので、どのタイプの楽曲も聴いていて気持ち良くて最高だった。 https://youtu.…

一度きりの大泉の話(河出書房新社)/ 萩尾望都

竹宮惠子との訣別などシビアな内容も含まれていたが、上品さと素っ頓狂な可愛らしさの中にクリエイターとしての我の強さが垣間見える語り口調の文体に萩尾望都の漫画世界と同様のムードが感じられて心地良く読めた。本人は大泉時代をトキワ荘になぞらえられ…

見える子ちゃん 5 / 泉 朝樹

霊を無理矢理に無視してやり過ごすという初期設定だけではパターンが尽きるというのもあるだろうけど、段々とストーリー的側面が強くなってきた。そうなるとギャグ的要素は薄まり、単にホラー化していくことになるところだけど、未だギリギリのバランスを保…

殺人鬼〈2〉―逆襲篇 (新潮文庫) / 綾辻 行人

シチュエーションを変え、殺戮方法を一層エスカレートさせてバージョンアップ、前作同様ミステリ的な仕掛けもあるのでスプラッター映画の続編にありがちなマンネリと恐怖への慣れを感じる事なく読んだ。しかし、より過剰さの増した暴力描写は当時の時代状況…

殺人鬼 (新潮文庫) / 綾辻 行人

作者も自身が非暴力的で気弱な人間であることをあとがきでことさら強調するほど暴力的で残虐なスプラッター小説だが、綿密な人体破壊描写はマニアックなスプラッター映画に感じる作り手の新しい表現、見せ方を提示してやろうという懸命な情熱と同種の清々し…

蜜蜂と遠雷(幻冬社) / 恩田 陸

ピアノに燃えていた娘に読ませようと思って買っていたものの(未だに燃えてる)、先に映画版を観たのもあって長らく積んでいたが、ようやく読んだ。で、やっぱり恩田陸は面白かった。ピアノコンクールを舞台にして、バトルマンガさながらに、初回より2回目、…