yudutarouログ

Twitter(ID:yudutarou)で観た映画を確認しようとしたら非常に面倒だったので、メモになるつぶやき(主に映画とか音楽)を移植。なので2014年まで時系列バラバラ。

2021-09-01から1ヶ月間の記事一覧

安達としまむら10 (電撃文庫)/ 入間 人間

作者が言ってる通り、殆どがエピローグ的な内容なんだけど、どれも秀逸すぎる。安達が家を出るエピソードの母娘の距離感の描き方とか凄い。他のエピソードでも主人公2人以外の関係性は相変わらず予定調和に収束させず、ただあるがままに冷徹に見据えながら、…

白い暴動(2019年・英)

1970年代後半のイギリス、イギリス国民戦線を中心とする過激な排外主義運動が高る中、芸術家のレッド・ソーンダズら数人の若者たちが「ロック・アゲインスト・レイシズム」を発足し、ロックとデモで差別主義者に対抗した姿を振り返ったドキュメンタリー。 監…

不揃いの連理(5) (角川コミックス)/みかん氏

1巻の最初の辺りは絵がちょっと無理かなとか思いながら読んでいたんだけど、読み進めていくと群像劇として多彩なキャラクターに面白味を感じはじめて、いつの間にか絵も凄い見易くなってた。で5巻も面白かったんだけど、今回は伊織と南、沙織と雫のひいき組…

ルックバック (ジャンプコミックス)/ 藤本 タツキ

webでの公開後、クレームによって修正されていた犯人像が今回の単行本で再び修正され、ニュアンス的には元の感じに近くなって、京本と犯人がともに藤野の枝分かれた分身としても読めるようになったのは良かった。そのことと、創作による暴力へのアンサーがた…

怪獣8号 4巻(ジャンプコミックス)/松本 直也

面白い、けど、通常のジャンプのバトル漫画の流れなので、タイトルにまでわざわざ持ってきた『怪獣』に対して何か新しい意味合いを与えてくれるような作品ではないのかな、という気もしてきた。

今日、小柴葵に会えたら。 (3) (REXコミックス) / 原作・竹岡 葉月、漫画・ フライ

設定ありきに感じられる主人公のキャラクターがやっぱりいまいち理解出来ないんだけど、絵が可愛いのと、ここまできたら物語の展開が気になるので読んでしまってる。現在と過去の物語が繋がってきた時に盛り上がるのかも知れない。

ハイスコアガール DASH(1) (ビッグガンガンコミックス)/押切蓮介

続編というより同じ物語世界とキャラクターを使った全く別ムードの作品だった。なのでラブコメ色がなくてちょっと暗めの展開は『ハイスコアガール』のタイトルからすると物足りないんだけど、ラスト辺りで主人公の小春が吹っ切れた感を出してたので、次巻か…

みかづきマーチ(4) (アクションコミックス)/山田 はまち

主人公の周辺キャラクターも輪郭がくっきり見えてきて、群像劇的楽しみが増してきた。このまま世界を拡げながらマーチング大会へ突入したら、きっと盛り上がるよな…と勝手に妄想。しかし今は現実の部活のほうがコロナ禍で練習すらままならない過酷な状況なの…

邦画プレゼン女子高生 邦キチ! 映子さん Season5 / 服部 昇大

今回は実写版ジョジョが実はシリーズ化を予定されていた作りだったらしい、ということと、続編は動いていなさそう、という情報、を面白おかしく語ってるのが一番面白かったかな。

Weezer /Van Weezer

予想通り、ギター前面のハードロックアルバム。もちろんいい。そしてこれも予想通り前作『OK human』と融合してたらもっと傑作だっただろうなあ…という。 Weezer - Hero (Official Video) - YouTube 発売日 2021/5/7 収録楽曲 01. Hero 02. All The Good One…

邦画プレゼン女子高生 邦キチ! 映子さん Season4/服部昇大

実写版『るろ剣』の成功を佐藤健による「おろ」の再現度にあると喝破し、上野樹里の「ぎゃぼ」も同様に『のだめ』実写化のキモであると説く邦キチ…、凄いわ。

それは霊のしわざです(3) (イブニングKC)/Noise

3巻目までくるとラブコメとしての2人の距離感のさじ加減に加えて霊の怖さと親しみ易さのバランスも大変そうで、『見える子ちゃん』同様にそっちにスリルを感じるんだけど、このまま楽しい雰囲気でいてくれると嬉しい。そして、ちゃんとまだラブコメで、楽し…

田所さん 3 (ヴァルキリーコミックス)/TATSUBON

イチャイチャに特化しまくった百合。最近やたらノンストレス系多い気はするけど、これは田所さん可愛いし、二階堂さんカッコ良すぎて面白い。いつまでも続けて欲しい系だよ…。

ある映画の物語(草思社)/フランソワ・トリュフォー著・山田宏一訳

いくら作家主義を標榜していようが、映画づくりは集団作業によって進行し、その作用でフィルムが決定付けられることを改めて教えてくれるドキュメントとして面白かった(今だとスマホで一人で作る選択肢もあるが)。フェリーニ作品のように映画監督の孤独と…

踊り場にスカートが鳴る(1) (百合姫コミックス)/うたたね 游

百合漫画というよりは社交ダンス部を舞台にした部活バディ物という感じ。まだ序盤でどう転がるのか分からないが、社交ダンスという題材自体に周防監督の『Shall we ダンス?』ぐらいのイメージしかないので、マイナー部活物として面白そう。

アムネジア(角川書店)/稲生 平太郎

犯罪に巻き込まれ、闇社会に入り込んでいくスリリングな物語として楽しんでいると全く別次元の世界に入っていき、デビッド・リンチ的な展開を楽しめた。作中人物が物語自体を語るメタ小説のようでもあり、純粋に超常的な物語の展開するオカルトSFとしても読…

リュシエンヌに薔薇を (世界の短篇シリーズ・早川書房)/ローラン・トポール著・榊原晃三訳

どれも諧謔性に満ちた悪夢の断片のイメージから構築されたような掌編で、オチのない短い夢をそのまま書き起こしたようなものも多数。なので単体では薄味なものも多かったが、作品の根底に一貫して流れている世界への不信が度を過ぎていて、まとめて読むとか…