ゲーム世界の住人ラルフ(ジョン・C・ライリー)とヴェネロペ(サラ・シルヴァーマン)は大親友。ある日、ヴァネロペが暮らすアーケードゲーム「シュガー・ラッシュ」が故障し、廃棄処分の危機に陥ってしまう。シュガー・ラッシュを救うべくゲームの世界からインターネットの世界へ足を踏み入れる2人。そこでヴェネロペはシャンク(ガル・ガトット)たち新しい友人と出会い、自分の住むゲーム世界以外の世の中を知っていき、ラルフとの関係性が変化していく。
監督:フィル・ジョンソン、リッチ・ムーア、脚本:パメラ・リボン、製作:クラーク・スペンサー、プロダクションデザイナー:コリー・ロフティス、音楽:ヘンリー・ジャックマン。
これまでのディズニーのお姫様物語への反省と転換を押し進める教育的内容を『ズートピア』よりさらに押し付けがましさなくエンターテインメントに仕立てていて、CG描写も含めて非常によく出来ていて楽しかった。
ただラストはなぜかラルフ目線の大人の哀愁でしんみりしていたが、そこは子供目線で焦点をヴァネロペに当てて、ネット世界でイェーイ!と気分を上げて終わらせて欲しかったな。最近の子供映画の一緒に観にきた親御を泣かせようみたいなのは要らんとは思った。