同じコンビでも『蛇にピアス』と全然違うキャラになっていて役者凄いな、と。特にヒロインは吉高由里子じゃないと浮きまくっただろう。高良健吾は何故か苦役列車と設定が被りまくっていておかしかった。朝倉あきちゃんも出ててお得感。 最初はこんな楽しくやってる人達見せられてもな(ケッ!)、という気分だったんだけど、作中の周辺人物が懐かしさを感じるのと同期するように、次第にこんな人いたよな、という気分になってくる。 断片から一人を描くことで、描かれない部分を想像させて、人生の瞬間瞬間をかけがえなく感じさせてくれる作りにも感動&感心してしまった。長尺も世界に浸るのに必要だと思えたし心地良かった。期待してなかったのに面白かったよ!