2014-05-09 クロニクルFUKUSHIMA/大友良英 書籍 内容の大半は対談や講演の再録なので、プロジェクトフクシマの緻密なドキュメントや総括を求めると期待を外されるかも。なぜプロジェクトフクシマに向って動いたかという思いをスピーディに書籍化した、情報共有ツールのようなものか。しかし全編、各人の個人的な視点から語られているので思いの伝わる熱い本に仕上がっていた。大友良英が自身の個人史と重ねてプロジェクトを語るくだりはETV特集で真意を汲みきれなかった人には是非読んでほしい。