yudutarouログ

Twitter(ID:yudutarou)で観た映画を確認しようとしたら非常に面倒だったので、メモになるつぶやき(主に映画とか音楽)を移植。なので2014年まで時系列バラバラ。

ベイマックス

    ロボット工学の才能に恵まれた13歳の少年ヒロは、その才能を自身の刹那的な楽しみだけに使っていたが、兄タダシの大学研究室で、兄の作り出したケアロボット『ベイマックス』や、学友たちの発明品を見せられたことにより、兄と同じ大学で科学を探究していく向上心を抱く。しかし大学への入学試験を兼ねた科学発表会場の火災により、タダシは命を落とす。傷心のヒロにベイマックスがケアロボットとして寄り添い、ヒロは次第に心を開いていくが…。
    という導入部で、ここまでだと普通に少年とロボのほのぼの触れ合い映画だが、ここから先は怒涛のチームヒーロー映画と化していく。ケアロボットのベイマックスは改造とアーマー装着で戦闘ロボ化するし、タダシの学友たちも特殊能力に特化したヒーローへと変貌。それぞれアイデアに富んだ超人ぶりを発揮して、敵役もちゃんとそれに見合った無敵な能力を駆使してきてくれる。おまけにさすがはディズニーで、ロボとの触れ合い、信頼の高まりも丁寧に描写される。
    舞台も架空の未来都市だが、隅々まで生活感を醸し出すために神経を通わせていた。『STAND BY ME ドラえもん』の人の気配がしない未来都市と比較すれば、CG技術ではなく、世界観へのこだわりがCGに血を通わせ、作品そのものにも息吹を与えているのが分かる。物語そのものもちゃんとしてるし。
    というわけで『ベイマックス』は、熱いヒーロー物とほっこり感動物の見事な合わせ技で、ディズニーとマーベルの幸福な融合だったよ。


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