yudutarouログ

Twitter(ID:yudutarou)で観た映画を確認しようとしたら非常に面倒だったので、メモになるつぶやき(主に映画とか音楽)を移植。なので2014年まで時系列バラバラ。

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーVOLUME 3(2023年・米)


 ロケット(声・ブラッドリー・クーパー)の頭脳を欲するハイ・エボリューショナリー(チュク・イウジ)の差し向けたアダム・ウォーロック(ウィル・ポールター)によってガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの本拠地が襲われ、ロケットが重症を負う。治療を拒絶するプログラムを解除してロケットを救うため、恋人ガモーラ(ゾーイ・サルダナ)を失ったショックから立ち直れないでいたスター・ロード=ピーター・クイル(クリス・プラット)は仲間たちとともに立ち上がる。

監督・脚本:ジェームズ・ガン、製作:ケヴィン・ファイギ、撮影監督:ヘンリー・ブラハム、プロダクションデザイナー:ベス・ミックル、編集:フレッド・ラスキン、グレッグ・ダウリア、視覚効果監修:ステファン・セレッティ、音楽:ジョン・マーフィー、音楽監修:デイヴ・ジョーダン。

 

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 ディズニー+入ってないと番外編(?)のホリデースペシャルが見られず、ここまで映画館に通ってきたのに何だよ〜、コンプリート出来ないやん、という不満はあるし、これまで描かれてきた『ガーディアンズ〜』の作品姿勢からすると今作での市政の人たちのぞんざいな扱い方など気になるところもあったが、けっこうな紆余曲折を経てジェームズ・ガンが最後までシリーズを撮れたことだけでも感動だった。今回は家族総出で観に行ったが(妻は、なに?スーパーマンが出てくるん?ぐらいの認識)、高校生の娘は一作目を一緒に観に行った時は小学校低学年だったので、それだけ長い間楽しませてもらったのかあ、と感慨に浸りつつ、その間全く精神的に成長していない自分にもびっくりした。

 

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 で、内容としては、やっぱり最高だった。これまでクラシックなロックを突っ込んできていたのに、いきなりRadiohead、しかもクリープのアコースティックバージョンでオープニングを飾る変化球が世代的にもドンピシャで、しかも今作でのラスト辺り、ネタバレ怖いから内容は書かないけど、寂しさや悲しみを抱えた人たちが、ポップミュージックによってその感情は抱えたままにダンスをして、少しだけアップリフティングされていくという場面は、音楽の大きな効能のひとつを明確に表現していたし、ポップミュージックが人生に必要な意味をこれほど鮮やかに見せてくれた映画は、音楽を直接扱った作品でも記憶に無かった。

 

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 そしてアベンジャーズという括りの中の映画でありながら、ちゃんと最後までスペースオペラとしてやり切っていて、ガーディアンズが踏み込む有機生命的な惑星は内臓が裏返しになったような惑星の質感に未知の世界観があって、SF冒険物独特の高揚感を味わえたし、ジェームズ・ガンの出自からも納得のグチャグチャ感もあるしで、凄く良かった。というわけで、大団円として全てが最高で感涙。感謝しかないよ。

 

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Marvel Studios’ Guardians of the Galaxy Vol. 3 | Official Trailer - YouTube

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