ボーカルの人変わってるけど、前の人よりキャラが薄くてグイグイ前に出てこない感じがゴシックな世界観に合ってる気がする。ジャケットも良かったし、暗黒パフュームみたいで好きだ。
Crystal Castles - Concrete - YouTube
ボーカルの人変わってるけど、前の人よりキャラが薄くてグイグイ前に出てこない感じがゴシックな世界観に合ってる気がする。ジャケットも良かったし、暗黒パフュームみたいで好きだ。
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離陸後、バードアタックによってエンジン停止状態に陥った旅客機をハドソン川に着水させ、乗員乗客155人の生還を成功させた機長のサレンバーガー、通称サリー(トム・ハンクスを)。一躍英雄となったサリーだったが、彼を待ち受けていたのは国家運輸安全委員会による厳しい追求だった。監督:クリント・イーストウッド監督、脚本:トッド・コマーニキ、撮影:トム・スターン、編集:ブルー・マーレイ、音楽:クリスチャン・ジェイコブ&ティアニー・サットン・バンド。
ザクッとした大雑把な編集による時間軸の構成にも思えるのに旅客機墜落というアクションを程よいバランスで組み込んで、しかも実話の映画化で大筋は誰もが知っている前提の中で適度な緊張感を維持してエンターテイメントに昇華したイーストウッドの手腕が光る佳作で、主人公の機長が特別なことでなく、プロとしてベストな仕事をこなすことで正しい選択と人命救助を成し遂げる姿がイーストウッドのプロフェッショナルな映画作りと重なるような作品。
脇の役者もいい味出していて、特に副機長のアーロン・エッカートの、いつものタフガイじゃなくて、ちょっと抜けてる感じが気のいい相棒役にハマっていた。トム・ハンクスはいつもと同じだったけど、この人「ブリッジ・オブ・スパイ」でも似たような立ち位置だったな。
中でも観ていて気持ち良かったのは、演出を抑制し、感動物の大仰さを排して「ニューヨークのいい話」をコンパクトな尺で「いい映画」に変換していたところ。それにしても「アメリカン・スナイパー」撮ったあとでこういう作品をサクッと出してくるイーストウッドって、凄まじい老人だ。
舞浜南高校に通うソゴル・キョウ(浅沼晋太郎)は、カミナギ・キョーコ(花澤香菜)らと学校生活を送っていたが、自分たちが同じ時間を繰り返していることに気付き、生活が一変する。そして生徒会長のシマ(坪井智浩)により自分達が量子サーバーの中のデータとして存在する幻体であることを知らされたソゴルは、覚醒した仲間たちとともに肉体を取り戻すための戦いに身を投じる。監督:下田正美、原作:矢立肇、伊東岳彦、音楽:大塚彩子、アニメーション製作:サンライズ。
花澤さんの重要作ゆえ鑑賞。とは言え話の筋道を理解する為の肝が所々抜け落ちてるとしか思えない作りで総集編としても、再構築した単体の新作としても成立しているとは思えなかった。粗筋書いていても一体なんで何と戦っていたんだろうという、根本をイマイチ理解出来ていない…。メカ以外の作画も映画としてのクオリティには達していない部分が多い印象だった。
しかし10年前の企画としてはポケモンGO的な時代を先取りしたSF的アイデアを感じて、きっちり総集編として作るか、全くの単体作品として提示してくれていたら面白かったかも、と思わせてくれた。
今作もほとんどギターと声だけだが、今までにも増して深みのある音像が拡がっていて、とにかく圧巻。随所に青葉市子節のメロディが溢れていて、インスト曲も含めたアルバムのトータルな完成度も過去最高(な気がする)。
青葉市子 - ゆさぎ マホロボシヤ MUSIC VIDEO short ver. - YouTube
とある都市。女優(パウリナ・ハプコ)が役を得る為に好色な映画監督(リチャード・ドーマー)のホテルを訪ね、女優の嫉妬深き夫(ヴォイチェフ・メツファルドフスキ)はその現場に乗り込もうとする。同じ頃、ホットドッグ屋(アンジェイ・ヒラ)は店仕舞いを始め、その息子(ダヴィド・オグロドニク)はバイク便の途中で不倫に耽り、少年(ウカシュ・シコラ)は強盗をしくじっていた。そんなありふれた夕方の都市の日常だが、不穏な兆候が表れていることに気付く者もいた…。監督・脚本:イエジー・スコリモフスキ、撮影:ミコワイ・ウェプコスキ、音楽:パヴェウ・ムィキェティン。
冒頭からスマホのカメラで撮影した映像などを使ったりして、年寄りが流行りに乗って失敗するパターンなのかと心配になったが、興味津々に新技術を駆使して面白い映像を作ってやろうという鼻息が聞こえてきそうな画面はダサい部分もありつつ新鮮な映像が多く、それを引き立てる音響も凄かった。特にジャンキーのバイク便男がラリっている描写と、そのままバイクで疾走する場面のスピード感、恐怖感の若々しさは驚異的だった。
物語はよく分からない、というより「世にも奇妙な物語」とかでやってそうな小話のノリだったけど、回収されない予感めいたものを散りばめることで一応、奥行きを与えているのは流石だった。色々あるけど最後は全部終わっちゃうんだよ、という意地悪な話というだけかも知れないが、映画が一点に収束していくものであることへのメタファーと深読み出来なくもなかったりして、楽しめた。
ある男が嵐に遭遇して難破した船から無人島に漂着する。筏を組み、何度も島からの脱出を試みるが、その都度不思議な力で島へと引き戻されてしまう。そんな中、途方に暮れながらも何とか自給自足の生活を始めた男の前に、ひとりの謎めいた女があらわれる。原作・脚本・監督:マイケル・デュドク・ドゥ・ビット、脚本:パスカル・フェラン、音楽:ローラン・ペレズ・デル・マール、アーティステックプロデューサー:高畑勲、製作:スタジオジブリ、ワイルドバンチ。
社会から切り離された孤島で男が従順で美しい女性を得て、自分だけの家族を作って自給自足するという中年男の願望具現化ファンタジーの気色悪さはあったが、そこは神話的物語として普遍性を持たせる要素でもあるし、妄想世界の完成度が凄いので画面自体は気持ち良かった。特に静動両方を描いた緻密な海の表現には狂気すら感じた。こんなアートアニメ全国公開してジブリ大丈夫かと余計な心配も浮かんだが。
売りに出したCDの査定も出てないのに買ってしまった。各作品を集めてボックスにしたというよりは独立した別個の作品としてデザインされていて、全アルバムの代替品としては考えないほうがいいかもだが、初期2作のリマスターやDVDも感涙もので値段分以上に満腹。
初期2作にはこれまであまり古さを感じていなかったけど、今回のリマスター盤では音圧はもちろん各楽器の輪郭が段違いに鮮明になっていた。
詳細なクレジットが充実していなかったり各アルバム単位のブックレットが無いのは少し残念で、レアトラック集の初出情報ぐらいは欲しかったが、新たな単体の作品としてデザインしパッケージングした、どちらかと言うと映画のDVDボックスにということか。なので資金作りの為にオリジナルを売ってから購入した件についてはちょっぴり後悔していたりする…。
↑サイズ的にはデカ過ぎず助かります。
『MUCH TOO ROMANTIC!~The Collectors 30th Anniversary CD/DVD Collection』トレーラー - YouTube
夢みる君と僕 2016 London Mix / THE COLLECTORS - YouTube