監督:ラナ・ウォシャウスキー。
本編は相変わらずだったが、続編を要請されて渋々やることになった経緯を、自虐を込めた上でキャストと同窓会的ノリで開陳していくメタフィクショナルな前半部分は凄い楽しかったし、同時に続編必要無いのを分かった上で、やるなら自分でやったるというウォシャウスキーのクリエイターとしての矜持も見えて非常に良かった。もちろんキアヌは今回も当然良かった!
監督:エドガー・ライト。
スウィンギングロンドンをイキイキと描きながら助平親父ホラーにもしてしまうとかエドガー・ライトにしか撮れない映画。最高。ハイセンスな引用が多く、それはかなり言及されてるけど、最終的に着地するムードが日本アニメ的(というか『夏目友人帳』な…)なとこがもっとも「らしい」と思ったよ。しかしそれにしても中年男性の醜悪さをそのままホラーのモンスターにしてしまうとか、もう流石すぎる!
アニャ・テイラー=ジョイら出演!エドガー・ライト監督のサイコホラー『ラストナイト・イン・ソーホー』予告編 - YouTube
監督:アンディ・サーキス。
ケンカ、ツンデレ、仲直り…、バディムービーの面白ポイントしっかり押さえて楽しい映画だった。何より最近トイレ近い身としては100分満たないのがマジで嬉しい。あとオマケ映像で久々にオォってなった(MCUに繋がること示唆してた)。
『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』予告3 2021年 全国ロードショー #ヴェノム #カーネイジ - YouTube
監督:キャリー・ジョージ・フクナガ。
007にさほど思い入れがないもののダニエル・クレイグ版はどれも面白かったし、特にサム・メンデスが独自の様式美を取り入れてから単体映画として荒唐無稽ながらも現代に通用するリアリティを獲得してきたのは大きかった。で、今作は終章に相応しいてんこ盛りの作品だった。なので無駄に長いし、後任007のエピソードとか丸ごと不要な気もしたが、無駄な枝葉のアナ・デ・アルマス演じる女スパイが作中一番良かったりもして、まあいいのかな、と。そもそも007が冗長なのは通常モードであるし。そして最終的にはサム・メンデスの様式美とリアリティを放棄しつつ007のキャラクターを現代風に更新して今後のシリーズへの更なる延命措置を行った、という感じか。
監督:酒井和男。
狂言回し役で黒沢ともよが出てくるので、歌ってくれるんかなと思って見てたが特に活躍せず…、これって『虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』のマネージャーポジションの雛形だったんかな。映画としては歌唱シーンが前作ほど盛り上がらずイマイチか。
「ラブライブ!サンシャイン!!The School Idol Movie Over the Rainbow」劇場本予告(90秒ver.) - YouTube
監督:京極尚彦。
シリーズ見てないのもあるけど、グループを続けるか否かの価値基準とか根本的な動機が理解不能でついていけないが、唐突に始まる歌唱シーンがドラッギー過ぎて超楽しい。しかもストーリーは未来の自分に出会ったり(?)ちょっとSF入ってて、良いやん…。
Love Live! The School Idol Movie - Official Trailer - YouTube