銀河帝国支配下の惑星コレリアのスラム街から脱出した若きハン・ソロ(オールデン・エアエンライク)はウーキー族のチューバッカ(ヨーナス・スオタモ)とともにサバイバル術に長けたならず者集団のリーダー、ベケット(ウディ・ハレルソン)の部下となる。そこで犯罪シンジケート、クリムゾン・ドーンの顔役ドライデン・ヴォス(ポール・ベタニー)の仕事を請け負うことになるが、ドライデンの副官はソロがコレリア脱出の際に離ればなれになってしまった恋人キーラ(エミリア・クラーク)だった。キーラの紹介で銀河一速い宇宙船ミレニアム・ファルコンを持つランド(ドナルド・クローヴァー)と手を組み、ドライデンの依頼を実行に移すソロだったが…。
監督:ロン・ハワード、キャラクター原案:ジョージ・ルーカス、脚本:ジョナサン・カスダン&ローレンス・カスダン、製作:キャスリーン・ケネディ、アリソン・シェアマー、サイモン・エマニュエル、製作総指揮:ローレンス・カスダン、ジェイソン・マクガドリン、フィル・ロード、クリストファー・ミラー、撮影監督:ブラッドフォード・ヤング、プロダクションデザイン:ニール・ラモント、編集:ピエトロ・スカリア、衣装デザイン:グリン・ディロン、デヴィッド・グロスマン、視覚効果&アニメーション:インダストリアル・ライト&マジック、視覚効果スーパーバイザー:ロブ・ブレドウ、スペシャルクリーチャーエフェクツ:ニール・スキャンラン、音楽:ジョン・パウエル。
敵地に潜入するに当たってドライデンが自分が依頼したのがバレたらマズいので部外者のハン・ソロ一行に行かせるという展開なのに、自分の片腕のキーラを同行させるとか意味がないやん!みたいな感じで全体的にストーリーがおかしなことになっているのだが、脚本が拙いのは本家からの伝統なのでとりあえず脇に置いとくとしても、本史と無理やり繋げてみたりとか、あわよくば続けるつもりなの?という下心とか要らんくないか、とは思った。
それなりに面白いしまた外伝やれば多分観るけど、作りたくて作るのじゃないベルトコンベア式に作られるSWでこのくらいのレベルならもう止めてくれても、という気がしないでもない、というのが率直な感想。何よりも一番納得いかないのが、ハン・ソロが普通に正義感溢れる男みたいになっているところで、終盤の見返りを求めない献身的な行動にはこの人一体誰?という気分になってしまった。オールデン・エアエンライクがかなり良かったのと、GOSのデナーリス(エミリア・クラーク)出ていたのにもったいなかったな。
『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』日本版予告 (2018年) - YouTube