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yudutarouログ

Twitter(ID:yudutarou)で観た映画を確認しようとしたら非常に面倒だったので、メモになるつぶやき(主に映画とか音楽)を移植。なので2014年まで時系列バラバラ。

カリキュレーター (2014・露)

    惑星XT-59では住民が惑星管理システムの管理下におかれ、それに背いた者には謎の有機生命体の跋扈する果てしない沼地へ追放されていた。それは死刑に等しい刑罰だったが囚人たちの間には追放地点から300キロ離れたところにある「幸福の島」へ辿り着ければ救われるという噂が拡がっていた。そんな中、沼地へ放たれた囚人集団があり、そこでは政府の事情を知るらしい謎めいた男エルヴィン(エブゲーニイ・ミローノフ)と悪名高い犯罪者ユスト(ヴィニー・ジョーンズ)が対立していた。ほとんどの囚人たちがユストに従う中、正義感を持った女性クリスティ(アンナ・チポフスカヤ)はエルヴィンに同調する。そしてエルヴィンとユストのグループは対立しながらも、それぞれ「幸福の島」を目指して荒地の奥へと進んでいくのだったが…。
監督、脚本:ドミトリー・グラチョフ、脚本:アレクサンダー・グローモフ、アンドレイ・クトゥーザ、撮影:イヴァン・グドコフ、VFXニキータ・アルグノーフ、音楽:アレクセイ・アイギ。

 

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   どうでといいとは思うけどネタバレしてます。

 

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    せっかくのロシアSFだけど、独特の違和感という醍醐味を感じられるのは表面的な物語の展開についてのみで、基本はB級ハリウッド映画的。そういうものと思って観れば女優はショートカットが凛々しく綺麗だし、ゲームみたいな映像も味として楽しめた。

 

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    一本道を淡々と進んでいくストーリーは退屈で、描かれている統制社会は現在のロシアのメタファーかと思ってみていたが、エンディングの展開を考えるとソビエト連邦を想定していたのかな。どちらでもいいんだけど…。オープニングのCGは安っぽいとは言え大画面なら迫力あっただろうレベルだった。あと衣装がダサかったのは残念。

 

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    それにしてもラストは脱出機は1人乗りなのだ!という展開を持ってきながら無理矢理2人乗りました、であっさり解決ってってなんなの?と異文化を感じる瞬間だった…。

 

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カリキュレーター - YouTube

 

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スプリット (2017・米)

    家庭に問題を抱え、周囲と打ち解けずに過ごしていた女子高生ケイシー(アニヤ・テイラー=ジョイ)は同級生のクレア(ヘイリー・ルー・リチャードソン)、マルシアジェシカ・スーラ)とともに見知らぬ男に拉致され監禁される。男はデニス(ジェームズ・マカヴォイ)といい、23の人格を持ったDID(乖離性同一性障害)患者で、未だ現れぬ24番目の人格「ビースト」の生贄として少女たちを拉致したのだった。必死の脱出を試みるケイシーたち、そしてデニスの主治医である精神科医フレッチャー(ベティ・バックリー)もデニスの異変に気付き、真相を探り始めるのだった…。
監督・脚本:M.ナイト・シャマラン、製作:ジェイソン・ブラム、撮影:マイケル・ジオラキス、プロダクションデザイナー:マーラ・ルペル=スクロープ、音楽:ウェスト・ディラン・ソードソン。

 

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    多分ネタバレしてます。

 

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    前作『ヴィジット』があまりに良かったので初めて超楽しみにしてたシャマランの新作、冒頭からの誘拐シークエンスやオープニングクレジットのセンスもキレまくっていて、テンション高まった。その後の密室劇的なサスペンスは、とりあえず雰囲気だけ醸し出してダラダラやるという『ヴィジット』で覆される前のシャマラン映画の展開にも思えて、元のシャマランに戻っちゃったかなと不安も感じたが、ヒロインのアニヤ・テイラー=ジョイが可愛いいし、マカヴォイ七変化が凄まじ過ぎて全く飽きることがなかった。

 

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    マカヴォイ七変化はどのキャラクターも見事に各人格が憑依していて、観ていてそれぞれのキャラクターの心情に移入させられた。ある人格を別の人格を装って演じるという多重構造をすんなり理解させる演技力が凄いし、9歳児キャラで気持ち悪いダンスを全力で踊るという笑いと恐怖のないまぜになった場面もたまらなかった。

 

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    あと、あどけなさとミステリアスな深みを兼ね備えた主人公のアニヤ・テイラー=ジョイがとにかく可愛かったし、シャマランもフェティッシュ全開で演出しているのが伝わってきた。フェティッシュな演出と言えばおばあさん(ベティ・バックリー)の太ももを執拗に画面前方に映し出す場面は一体なんなのかと思ったけど。

 

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    多重人格を犯罪に絡めて描くというのは今の時代でいくと前作同様キワキワというかアウトな気がするが、あまりにも作り物として提示してあるから許されるかなとも思った。
で、段々いつもの感じになっていく物語運びはこれまでの集大成的な作りにもなっていたし、演出のステージが一段上がっている印象を受けた。

 

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    そして今回のどんでん返しに当たるまさかのシャマランユニバース立ち上げ。やっぱりこの人時流に乗った儲け話が上手なだけじゃないかという気がしないでもないが、凄く楽しみ。そもそも主人公の女の子の物語としては完結していないので、続編はやってくれないと落ち着かないし。次も期待パンパンにして待っておこう。

 

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夜は短し歩けよ乙女 (2017・日)

     京都、四条木屋町。大学OBの結婚祝賀会に参加していた「黒髪の乙女」(花澤香菜)は酒と大人の世界への憧れを満たす為にひとり夜の先斗町へ向かう。乙女は夜の街で中年男・東堂(山路和弘)や大学の変わり者・樋口師匠(中井和哉)、その恋人(?)羽貫さん(甲斐田裕子)らと出会いながら、謎の富豪李白麦人)との呑み比べや古本市巡り、学園祭に参加するなど、とても一晩と思えない長い夜を過ごしていく。そしてそんな乙女を恋慕いながらも積極的に踏み出せないでいた「先輩」(星野源)も彼女の後を追い、何とか思いを伝えようと奮闘するのだが…。
監督、絵コンテ:湯浅政明、脚本:上田誠、キャラクター原案:中村佑介、キャラクターデザイン、総作画監督:伊東伸高、音楽:大島ミチル、アニメーション製作:サイエンス SARU。

 

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    ヒロイン乙女が幻想的な京都の夜をずんずん歩いて行く映像は、独特の美術とキャラクターの動きのテンポ、演じる花澤さんの声質が絶妙にハマって、ずっと見ていたい気持ち良さだった。それだけの映画でもよかった。湯浅監督のハイテンションでふざけたサイケデリックな演出と中村佑介のキャラクター、不思議な映像にトレースされた夜の京都、アジカンの主題歌、それらが見事に融合してエンターテイメントの枠を外すことなく独自の世界を提示していて、擬似酩酊出来る楽しさに満ちた映画だった。

 

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    で、映画が楽しかったので後追いで原作も読んでみた。映画版では「黒髪の乙女」の歩みが停滞する三幕目辺りが監督の真骨頂とも言えるサイケデリックで派手派手しい場面が多く繰り広げられるものの少し退屈に感じたり、「黒髪の乙女」の物語と思ってみていたら「先輩」のこじらせ恋愛という小さな物語で収束していくクライマックスを唐突に感じたりもしたが、原作では「先輩」の視点と心情変化が丁寧に織り込まれていたので「黒髪の乙女」「先輩」双方の物語として納得出来る流れになっていて、ナルホドとなった。しかしそれを一夜の物語に凝縮して幻想性を拡大しつつエッセンスをまとめて再構築した映画版の作り方にも同時にナルホドと納得出来て、結論としては原作、映画版ともに良かった、となった。

 

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    あと映画版のほうは鑑賞後、時間が経過するにつれて、呑み比べや詭弁踊りなど「黒髪の乙女」の巡った夜の京都の幻想的イメージがジワジワ頭の中を侵食して、また映画世界に浸りたいな〜という気分になってくる中毒性が強烈にあって、これはやはり傑作だ、と改めて思った。

 

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『夜は短し歩けよ乙女』 90秒予告 - YouTube

 

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キングコング 髑髏島の巨神 (2017・米)

    観測衛星ランドサッドにより謎の島「髑髏島」の存在が確認され、米政府機関モナークの調査団が派遣される。メンバーは髑髏島に巨大生物の存在を確信するビル・ランダ(ジョン・グッドマン)を中心に、地質学者ヒューストン・ブルックス(コリー・ホーキンズ)、護衛役としてサイゴンでくすぶっていたところをリクルートされた元SAS(イギリス陸軍特殊空挺部隊)大尉ジェームズ・コンラッドトム・ヒドルストン)、戦場カメラマンのメイソン・ウィーバーブリー・ラーソン)らで、現地への上陸にはベトナム撤退命令で生きる目的を失いつつあったプレストン・パッカード大佐(サミュエル・L・ジャクソン)率いる攻撃ヘリ部隊が同行することとなった。しかし島内へ入った彼らは巨大な二足歩行生物コング(テリー・ノタリー)を始めとすると未知の巨大生物たちの襲撃に遭い、ジャングルの中で散り散りになってしまう。そんな中、コンラッドたちは太平洋戦争中に島に不時着して取り残された残留者ハンク・マーロウ中尉(ジョン・C・ライリー)と遭遇、彼の案内で原住民たちの村へと導かれ、コングや髑髏島の秘密を知らさるのだった…。

監督:ジョーダン・ボート=ロバーツ、脚本:ダン・ギルロイ、マックス,ボレンスタイン、ストーリー:ジョン・ゲイティンズ、製作:トーマス・タル、撮影:ラリー・フォン、美術:ステファン・デシャント、音楽:ヘンリー・ジャックマン、視覚効果:スティーブン・ローゼンバウム、ジェフ・ホワイト。

 

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    正直今さらキングコングは無いだろうとは思いつつ、一応怪獣映画なのでちびっ子2人を引き連れて観に行ったら凄い面白かった。

 

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    まず、暴れん坊で美女に弱く、都会に連れてこられて同情を買うキングコング、みたいなマンネリプロットを一切無視して新鮮な映画になっていたのが嬉しかった。コングを神的存在にしてしまいつつ、それでも守護神としての共感も得られるヒーロー像にしていたのは、これからゴジラとタメを張っていく怪獣として申し分ないキャラクターだった。

 

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     で、巨大感を存分に感じさせてくれる怪獣たちの造形とバトルにはテンションが上がったし、ベトナム戦争時の米軍対怪獣というアイデアも良かったが、何よりコング対オオトカゲ対サミュ叔父の三大怪獣髑髏島決戦というのが最高で、怪獣映画として大満足だった。

 

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    そんな風に怪獣映画としての要点を押さえつつ、退屈になりがちな前半パートもチーム物のアプローチで曲者たちが集まっていく過程を楽しませてくれた。集まってくるキャラクターたちはトム・ヒドルストンが真っ当なヒーロー役というのをカッコよくこなしていて、確かにこれはボンド役をさせたくなる立ち姿だと思わせるし、ブリー・ラーソンのバタ臭い顔立ちも映画の時代設定に合っていて良かった。ただやっぱり主役は怪獣なのでトム・ヒドルストンは微妙に影が薄かったけど、トカゲ軍団との戦闘シーンで突如日本刀アクションをスローモションで見せるという「男たちの挽歌II」ばりの謎の見せ場が用意されてたりして、ちゃんとキャラ立てしようという気概も伝わってきた。

 

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   しかし人間側で一番強烈だったのはやはりサミュエル・L・ジャクソンで、その存在感は怪獣側と遜色ない迫力。コングと交互に顔面どアップを交互にスクリーンに映し出すなど演出のほうも怪獣枠扱いなのがおかしかった。

 

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    ちなみに小4の長女は気に入ってくれたが、小1長男はコング登場シーン全て座席で丸くなって隠れてしまってた。確かにこの音と映像の迫力はちびっ子にはちょっと強烈過ぎたかも。それでも終わった後、面白かった?と訊いたら面白かった、とは言ってたけど。

 

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映画『キングコング:髑髏島の巨神』日本版予告編【HD】2017年3月25日公開 - YouTube

 

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ザ・コンサルタント (2016・米)

   自閉症スペクトラム障害を持っていることを不安視した父親から生きる術として徹底的な殺人術を教育されたクリスチャン・ウルフ(ベン・アフレック)は同時に超人的な計算能力を持っており、獄中で出会った裏社会の会計士フランシス(ジェフリー・ダンバー)からその仕事術を伝授され、現在は会計事務所を開きながら裏で世界中の危険人物の裏帳簿を仕切りつつ、暗殺者としても活動していた。ある時、大企業からの財務調査依頼を受けたウルフは重大な不正を見つけるが、その依頼は経営トップのラマー・ブラックバーンジョン・リスゴー)から一方的に打ち切られる。同時に社内の協力者デイナ(アナ・ケンドリック)ともども謎の暗殺者ブランクストン(ジョン・バーンサル)に命を狙われ始め、また財務省犯罪捜査部のレイモンド・キング(J・K・シモンズ)、メリーベス・メディナ(シンシア・アダイ・ロビンソン)もウルフを追うのだった。

監督、製作総指揮:ギャビン・オコナー、脚本:ビル・ドゥビューク、撮影:シーマス・マッガーベイ、音楽:マーク・アイシャム

 

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  キャラクター造形がよく出来ていて、かなりエキセントリックな設定の主人公だが、様式に則った生活スタイル描写を丁寧に見せていくことでただの超人ではない人間的魅力を感じさせて、ちゃんと共感させてくれた。他のキャラクターたちもそれぞれ「普通」ではないが感情移入出来るように愛情を持って描かれていて、万能の神みたいな『秘書』の設定などもあって荒唐無稽なシラけたジャンル映画になりそうな所を細かなディテールを積み重ねたキャラ設定とはぐれ者たちの泣かせる生き様描写、そんなはぐれ者同士の淡い連帯感の醸し出しで、細かく涙腺刺激してくる感動的な作品になっていた。

 

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   ラストの展開もジャンル映画としてはけっこう意外で、主人公と「ある人物」の邂逅までは予定調和かも知れないが(それもベン・アフレックと「ある人物」がそういう関係というのは誰もが分かっていても顔面的にどうなんだ、というのはあるんだけど)、その後の流れはしみじみしていいものなのか、何なのかよく分からないことになっていて、それが凄く良かった。

 

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   あと、何よりベン・アフレックのヌボーッとした顔が今作でも見事にハマっていたし、トレーラーハウスなどの周辺の道具立ても良くて、やはり主人公のキャラ立ちが本作の面白さの中心だったので、続編とか作り易そうではあるんだけど、今作の感動を消さない為にも続編を復讐譚にする為に「ある人物」を殺す、という展開だけはやめてくれ〜と切に願うのだった。

 

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映画『ザ・コンサルタント』本予告 2017年1月21日公開 - YouTube

 

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ドレスコーズ / 平凡

    個性的な面子を外部から集めてビジュアルも音楽性もガラリと更新、音楽性というより方法論がBowie的でホントにBowieが好きなんだろうなという感じ。そして方向的にはドレスコーズ版ヤング・アメリカンズといったところ。ギター・ハヤシ(POLYSICS)、ベース・吉田一郎ZAZEN BOYS)、ドラム・ビートさとし(skillkills)という尖ったメンバーによる演奏は冒頭から強烈で、ハヤシはPOLYSICSの新曲と通じるファンキーなギターをほぼアルバム全編に渡って聴かせてくれるのでポリのファンとしても嬉しいし、それをバンドとしてポップにまとめ上げた志磨遼平のプロデュース能力も凄い。

 

ドレスコーズ「エゴサーチ&デストロイ」PARALLEL VIDEO from『平凡』【イヤホン視聴推奨】 - YouTube

 

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発売日 2017/3/1

 

収録楽曲
1.common式
2.平凡アンチ
3.マイノリティーの神様
4.人民ダンス
5.towaie
6.ストレンジャー
7.エゴサーチ&デストロイ
8.規律/訓練 静物
9.20世紀(さよならフリーダム)
10.アートvsデザイン
11.人間ビデオ (Bonus Track)

レゴバットマン ザ・ムービー (2017・米)

    ヴィラン(悪役)たちからゴッサムシティを守るべく活躍するバットマンブルース・ウェインウィル・アーネット山寺宏一)は自宅の屋敷に戻れば執事のアルフレッド(レイフ・ファインズ菅生隆之)以外誰もいない孤独な生活を送っていたが、ひょんな事から少年ディック(マイケル・セラ/小島よしお)を養子に迎えることになる。そんな中、特別な存在として認知してもらえないことに業を煮やした宿敵ジョーカー(ザック・ガリフィアナキス子安武人)が宇宙刑務所の極悪ヴィランたちを脱走させ、ゴッサムシティは未曾有の危機に襲われる。バットマンはロビン少年としてヒーロー業の相棒となったディックや警視総監の娘バーバラ・ゴードン=バットガールロザリオ・ドーソン沢城みゆき)とともに街を救うべく立ち上がる。

監督:クリス・マッケイ、製作:フィル・ロードクリストファー・ミラー、脚本、原案:セス・グレアム=スミス、脚本:クリス・マッケナ、エリック・ソマーズ、ジャレッド・スターン、ジョン・ウィッティントン、美術:グラント・フレックルトン、音楽:ローン・バルフェ。

 

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    キャラクターから舞台まで、全てLEGOで作ったような形をCGで表現したバットマンのスピンオフ(?)。というかパロディ仕立ての番外編的映画なのかな。今回は吹き替えしかやってなかったので、そちらで鑑賞。

 

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    レゴで作ってみた、みたいな作品は興味無しだが、本作では本来『バットマン』という素材で語るべきこと見せるべきことを殆どやってしまってるのでは、というぐらいにアメコミヒーロー映画の要素を詰め込んであって、かなり楽しかった。

 

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    舞台であるゴッサムシティがジョエル・シュマッカーバットマンをアップデートしたような極彩色の世界になっていて、CGで狂気のおもちゃ世界を作り上げたようなケバケバしさが良かった。そこで繰り広げられるのがバットマンヴィランとのハイテンションな馴れ合いとじゃれ合いをベースにした戦いで、単なる殺伐になりがちな本家DC映画がやれていないことをやっていた。

 

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    バットマンの孤独をおかしみとともに見せていく描写も面白くて、独りで電子レンジが回るのを見つめるバットマンの姿とか最高だった。とは言えレゴじゃなくてもいいやん…という気持ちはどこかに漂い続けるんだが、しかしこれを実写でやっても寒かったり感動の押し売りに見えたりするだけかも知れない。レゴという免罪符抜きだったら話のつなぎも大雑把過ぎるとか色々難点も目立ちそうなので、その意味ではレゴでやってる理由は十分にある、ということなのかな。

 

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映画『レゴバットマン ザ・ムービー』 特報 【HD】2017年4月1日公開 - YouTube

 

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