yudutarouログ

Twitter(ID:yudutarou)で観た映画を確認しようとしたら非常に面倒だったので、メモになるつぶやき(主に映画とか音楽)を移植。なので2014年まで時系列バラバラ。

大巨獣ガッパ (1967)

    社長命令を受け、テーマパークの呼び物になる珍奇な生物の収集を目的に南海諸島へ渡った雑誌記者黒崎(川地民生)、カメラマンの小柳(山本陽子)、生物学者の殿岡(小高雄二)ら探検チームは、とある火山島の洞窟で、島民たちから崇めらているガッパと呼ばれる巨大生物の子供を発見する。島民たちの反対を押し切りその生物を日本に運んだ一行だったが、怒りに駆られた雄雌2体の親ガッパは火山島の村を破壊し、子ガッパを追って日本へと迫る…。監督野口晴康、脚本山崎厳・中西隆三、原案・特技監督渡辺明

f:id:yudutarou:20150828094648j:image

    日活の特撮怪獣モノというだけで珍しい感じだが、内容は『モスラ』的な流れで進行しながらも男女3人の三角関係など恋愛要素や、怪獣も含めた親子人情話が入ってきたりして独自の味わいがあった(別に無くてもいいんだけど)。

f:id:yudutarou:20150828094634j:image

    特撮は、剥がれていく瓦ひとつひとつが丁寧に描写されていたりでちゃんと見応えがあった。メインのガッパも止めた絵面だけ見るとかなり間抜けだが、実際に映画の中で動いていると、太古の神のような禍々しさがあって燃えた。後半は可愛くなるけど。

f:id:yudutarou:20150828094612j:image

     しかし火山島の住民描写などは、時代が時代なのでかなり際どい表現(日本人が顔に墨を塗ってるだけ)だが、よくNHKで放送したな。『パトレイバー』効果なのか。まあ今のNHKは何でもアリか。

f:id:yudutarou:20150828094621j:image

    あと探検チームの脇役で藤竜也が出演。主人公たちの背後にずっと映っていて、いつか何かやるのかとドキドキさせられたんだけど、目立つ活躍は終盤で「OKレッツゴー!」と勢いよく返事するとこぐらい。でもそれがやけにカッコよかった。


f:id:yudutarou:20150828094704j:image