yudutarouログ

Twitter(ID:yudutarou)で観た映画を確認しようとしたら非常に面倒だったので、メモになるつぶやき(主に映画とか音楽)を移植。なので2014年まで時系列バラバラ。

キングコング 髑髏島の巨神 (2017・米)

    観測衛星ランドサッドにより謎の島「髑髏島」の存在が確認され、米政府機関モナークの調査団が派遣される。メンバーは髑髏島に巨大生物の存在を確信するビル・ランダ(ジョン・グッドマン)を中心に、地質学者ヒューストン・ブルックス(コリー・ホーキンズ)、護衛役としてサイゴンでくすぶっていたところをリクルートされた元SAS(イギリス陸軍特殊空挺部隊)大尉ジェームズ・コンラッドトム・ヒドルストン)、戦場カメラマンのメイソン・ウィーバーブリー・ラーソン)らで、現地への上陸にはベトナム撤退命令で生きる目的を失いつつあったプレストン・パッカード大佐(サミュエル・L・ジャクソン)率いる攻撃ヘリ部隊が同行することとなった。しかし島内へ入った彼らは巨大な二足歩行生物コング(テリー・ノタリー)を始めとすると未知の巨大生物たちの襲撃に遭い、ジャングルの中で散り散りになってしまう。そんな中、コンラッドたちは太平洋戦争中に島に不時着して取り残された残留者ハンク・マーロウ中尉(ジョン・C・ライリー)と遭遇、彼の案内で原住民たちの村へと導かれ、コングや髑髏島の秘密を知らさるのだった…。

監督:ジョーダン・ボート=ロバーツ、脚本:ダン・ギルロイ、マックス,ボレンスタイン、ストーリー:ジョン・ゲイティンズ、製作:トーマス・タル、撮影:ラリー・フォン、美術:ステファン・デシャント、音楽:ヘンリー・ジャックマン、視覚効果:スティーブン・ローゼンバウム、ジェフ・ホワイト。

 

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    正直今さらキングコングは無いだろうとは思いつつ、一応怪獣映画なのでちびっ子2人を引き連れて観に行ったら凄い面白かった。

 

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    まず、暴れん坊で美女に弱く、都会に連れてこられて同情を買うキングコング、みたいなマンネリプロットを一切無視して新鮮な映画になっていたのが嬉しかった。コングを神的存在にしてしまいつつ、それでも守護神としての共感も得られるヒーロー像にしていたのは、これからゴジラとタメを張っていく怪獣として申し分ないキャラクターだった。

 

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     で、巨大感を存分に感じさせてくれる怪獣たちの造形とバトルにはテンションが上がったし、ベトナム戦争時の米軍対怪獣というアイデアも良かったが、何よりコング対オオトカゲ対サミュ叔父の三大怪獣髑髏島決戦というのが最高で、怪獣映画として大満足だった。

 

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    そんな風に怪獣映画としての要点を押さえつつ、退屈になりがちな前半パートもチーム物のアプローチで曲者たちが集まっていく過程を楽しませてくれた。集まってくるキャラクターたちはトム・ヒドルストンが真っ当なヒーロー役というのをカッコよくこなしていて、確かにこれはボンド役をさせたくなる立ち姿だと思わせるし、ブリー・ラーソンのバタ臭い顔立ちも映画の時代設定に合っていて良かった。ただやっぱり主役は怪獣なのでトム・ヒドルストンは微妙に影が薄かったけど、トカゲ軍団との戦闘シーンで突如日本刀アクションをスローモションで見せるという「男たちの挽歌II」ばりの謎の見せ場が用意されてたりして、ちゃんとキャラ立てしようという気概も伝わってきた。

 

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   しかし人間側で一番強烈だったのはやはりサミュエル・L・ジャクソンで、その存在感は怪獣側と遜色ない迫力。コングと交互に顔面どアップを交互にスクリーンに映し出すなど演出のほうも怪獣枠扱いなのがおかしかった。

 

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    ちなみに小4の長女は気に入ってくれたが、小1長男はコング登場シーン全て座席で丸くなって隠れてしまってた。確かにこの音と映像の迫力はちびっ子にはちょっと強烈過ぎたかも。それでも終わった後、面白かった?と訊いたら面白かった、とは言ってたけど。

 

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映画『キングコング:髑髏島の巨神』日本版予告編【HD】2017年3月25日公開 - YouTube

 

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