yudutarouログ

Twitter(ID:yudutarou)で観た映画を確認しようとしたら非常に面倒だったので、メモになるつぶやき(主に映画とか音楽)を移植。なので2014年まで時系列バラバラ。

ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(2019年・米)

   ゴジラとムートーの戦いから5年後。秘密機関「モナーク」のエマ・ラッセル博士(ヴェラ・ファーミガ)は孵化したモスラの幼虫との交信に成功するが、アラン・ジョナ(チャールズ・ダンス)率いる環境テロリストの一味に襲撃される。エマは娘のマディソン(ミリー・ボビー・ブラウン)ともども拉致され、交信装置オルカも奪われてしまう。モナークの芹沢博士(渡辺謙)、チェン博士(チャン・ツィイー)、グラハム博士(サリー・ホーキンス)らはエマの元夫で旧知のマーク・ラッセル博士(カイル・チャンドラー)に協力を要請し一味を追うが、ジョナたちは南極に眠るモンスター・ゼロを始めとする怪獣たちを目覚めさせてしまう。そしてそれに呼応するかのように姿を消していたゴジラが活動を開始、世界は怪獣たちによる戦いに巻き込まれていく。

監督・脚本・ストーリー:マイケル・ドハティ、エグゼクティブ・プロデューサー、脚本、ストーリー:ザック・シールズ、撮影監督:ローレンス・シャー、プロダクション・デザイナー:スコット・チャンブリス、編集:ロジャー・バートン、ボブ・ダクセイ、リチャード・ピアソン、VFXスーパーバイザー:ギョーム・ロシェロン、音楽:ベアー・マクレアリー。

 

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   ドラマ部分のかなりどうでもいい展開も含めて正しく昭和ゴジラシリーズ継承したような映画だった。ちゃんと怪獣バトルも盛り沢山で、感情の機微を醸し出したプロレスに燃えた。ラストバトルはもう着ぐるみでいいんじゃないか(というかその方が良い)という感じ。

 

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    そのわりにドラマパートは前作から引き続き黙示録を描くようなシリアス調の演出なんだけど、もうここまで来たら次回からはその装いも不要だろうと思った。目覚めたらとんでもないことになる怪獣を事前に抹殺することも出来たのに秘密裏に世界各地に隠し持ってて(しかも謎の怪獣愛ゆえに!)結果大惨事を引き起こす芹沢博士を始めとするモナークの面々と、怪獣解放して世界の生態系をやり直そうとする環境テロリストという、普通に安寧に暮らしたい人々には理解不能の対立軸で物語が進行していくので、重々しくやらないと馬鹿馬鹿しすぎることになる、ということかも知れないが…。

 

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    それはともかくハリウッドが本気でキングギドラを描いてみせたというだけで価値ある作品。しかもキングギドラだけでなくモスララドン東宝怪獣も活躍するのだから嬉しい。まあラドンに関しては描写も含めて平成ガメラのギャオスにかなり寄ってたけど。そこらあたりも含めて日本の怪獣映画、アニメへの目配せ、リスペクトを感じる部分ではあった。しかしゴジラの怪獣王としての立ち位置を成立させて、怪獣も当たり前に跋扈するまで風呂敷を広げてしまったので、今後のモンスターユニバースの行き先としては『怪獣総進撃』みたいなモノしか想像出来ないんだが、どうするんだろうね。

 

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映画『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』予告3 - YouTube

 

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