yudutarouログ

Twitter(ID:yudutarou)で観た映画を確認しようとしたら非常に面倒だったので、メモになるつぶやき(主に映画とか音楽)を移植。なので2014年まで時系列バラバラ。

ASIAN KUNG-FU GENERATION / ホームタウン

   weezerリヴァース・クオモが作曲で参加、しかも2曲も。それらを含めて凄い良い。今時珍しいパワーボップのアルバムながらちゃんと現代仕様にアップデートされた傑作だった。

 

ASIAN KUNG-FU GENERATION 『ホームタウン』 - YouTube 

ASIAN KUNG-FU GENERATION 『荒野を歩け』 - YouTube

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発売日  2101/12/05

収録楽曲

[CD1]『ホームタウン』

01. クロックワーク 

02. ホームタウン 

03. レインボーフラッグ 

04. サーカス 

05. 荒野を歩け 

06. UCLA 

07. モータープール 

08. ダンシングガール 

09. さようならソルジャー 

10. ボーイズ&ガールズ  


[CD2]『Can’t Sleep EP』

01. スリープ 

02. 廃墟の記憶 

03. イエロー 

04. はじまりの季節 

05. 生者のマーチ

yumbo編・著 / yumbon

    yumbo結成20周年記念のミニコミ誌。本人の全曲解説からディスコグラフィーテニスコーツらからのコメントと充実の内容で嬉しく、yumboを聴いて感じるえもいわれぬ感情に少しだけ輪郭を与えられた気もした。中でも澁谷浩次による掌編がyumboの楽曲に通じる味わい深さで、もっと読みたくなったよ。

 

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THE COLLECTORS / YOUNG MAN ROCK

    一緒に聴いてた子供が、「え?これ新しいやつだったの?前から聴いてたやつだと思ってた」というぐらい変わらないけど、渋さに落ちずに鮮度を保持し続ける奇跡であって、マンネリじゃないよ、多分、といういつもながらにフレッシュなビートロックの傑作。

クライム サスペンス / ザ・コレクターズ - YouTube

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発売日  2018/11/7

収録楽曲

01 クライム サスペンス

02 ひとりぼっちのアイラブユー

03 サブマリン

04 限界ライン

05 セントラルステーション

06 ニューヨーク気分

07 永遠の14歳

08 泣かないで火星人

09 恋のホットサマーレシピ

10 振り返る夜

宝石の国(9) (アフタヌーンKC) / 市川 春子

    状況が判然としないままに襲来してくる謎の敵を迎撃する展開(エヴァ進撃の巨人雪風、etc…)は娯楽作品として大体面白いものの、事態が解明されていくにつれて失速していくことも多い。なので本作のように謎を解き明かしつつもそこで浮かび上がる世界がまだまだ魅力的で楽しいのはかなり稀有なことに思えた。そこはフォスを中心とした予測不能でありつつも共感から逸脱しないバランスのキャラクター作りや場面ひとつひとつの絵作りの面白さがあってこそで、やはり『宝石の国』はSF漫画として凄く面白い、ということを改めて感じる最新刊だった。

 

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オーバーロードの街(朝日新聞出版) / 神林長平

    タイトルから「過負荷都市」となんか関係あるかと思ったが特に無し。あと冒頭、骸骨の人が出てきたので、深夜アニメでやってたラノベ(?)の「オーバーロード」ともなんか関係あるのかと思ったが、それも多分関係無かった(当たり前か…)。で、内容は近作では珍しくストレートな展開が用意されたSFで、パワードスーツや格闘場面も登場するなどして、こっち方面の作品は久々だな~と思いながら比較的サクッと読んだけど、登場人物のネーミングからして神林作品でないと味わえないセンスが炸裂していてやはり楽しかったし、セカイ系(?)のような側面もありつつ自然界からの警鐘や経済格差、虐待といったテーマまで凝縮した厚みのあるエンターテイメントだった。

 

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boygenius / boygenius

    Phoebe Bridgers, Julien Baker, Lucy Dacus によるスーパーバンド(?)。各々のソロ作品のような濃さはさすがに無かったけど、バンドとして高いレベルでまとまった良作でした。

 

boygenius - Me & My Dog (Live at The Current) - YouTube

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発売日  2018/11/28

収録楽曲

01. Bite The Hand 

02. Me & My Dog 

03. Souvenir 

04. Stay Down 

05. Salt In The Wound 

06. Ketchum, ID

スターリンの葬送狂騒曲 (2017年・英)

    1953年、ソ連。独裁者スターリンアドリアン・マクローリン)の死により、フルシチョフスティーヴ・ブシェミ)、ベリヤ(サイモン・ラッセル・ビール)ら側近たちが最高権力者の座を狙って熾烈にして滑稽な闘争を繰り広げる。

監督:アーマンド・イヌアッチ、脚本:デヴィッド・シュナイダー、イアン・マーチン、脚本追記:ピーター・フェローズ、製作:ヤン・ゼヌー、ローラン・ゼトゥンヌ、撮影:ザック・ニコルソン、編集:ピーター・ランバート、美術:クリスティーナ・カサリ、衣装:スージー・ハーマン、音楽:クリストファー・ウィリス。

 

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    世界の作り込み、作品として切り取った時代の選び方、滑稽な人物描写で楽しくは観たのだけど、英語圏の役者が英語で喋ってる違和感はどうしても拭えなかった。そのことを虚構なのだからということで置いておくとしても、権力者を舐めて単なる馬鹿に描く態度が、そこに含まれる恐ろしさを薄めてしまい、作り手の伝えんとする政治的警鐘から逆に遠ざけているとは思った。それでも適度なバランスを取ろうとする作り手の姿勢は強く感じられはしたが。

 

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『スターリンの葬送狂騒曲』予告編 - YouTube

 

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