yudutarouログ

Twitter(ID:yudutarou)で観た映画を確認しようとしたら非常に面倒だったので、メモになるつぶやき(主に映画とか音楽)を移植。なので2014年まで時系列バラバラ。

田所さん 4 (ヴァルキリーコミックス) / TATSUBON

 紙本での『田所さん』、終わってしまったー。展開としては田所さんと二階堂さんが仲良くなった時点でもうずっとマンネリで良し!とはなってるので、物語の続きがそれほど気になる訳ではないのだが、4巻では新キャラ登場してくるし、やっぱりこの世界を引き続き見ていきたい。しかもなるべくちゃんとした形で。となるとPIXIV FANBOXで課金していくしかないのか。やばいなー(金が)。でもファンBOXではネームのみ公開か?ニコニコ漫画は読みにくいからやなんだよな。調べないと…。

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死者はまどろむ (集英社文庫) / 小池 真理子

 面白かった。またしても作家をイメージで敬遠していた過ちに気づくシリーズだったよー。というかミステリ作家ってやっぱり文章レベルが高い人が多いのかな。スプラッタ要素ゼロ、しかも古典的なモンスターを扱いながら上質でモダンなヤバい田舎集落ホラーに仕上がっていた。内容的には自分という個を喪失して世界と一体化するか否かの選択という、こじんまりとした『エヴァンゲリオン』みたいな感じで、そこでの恍惚と対をなす恐怖をじわじわくるホラーとして読ませてくれて楽しかった。まったりしつつ怖い。

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「BTS JAPAN EXHIBITION -THE BEST-」福岡会場

期間:2022年1月22日(土) ~ 2022年2月25日(金)〔35日間〕

会場:BOSS E・ZO FUKUOKA 6F イベントホール

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 各日時間ごとに入場制限あって前売りチケット購入で入れる。1人2200円…。今回もいつものごとくファンクラブ先行は我が家全員落選。一般発売で購入して行ってきた。内容は基本的に日本での活動をざっくり振り返るというもので、まあ大体こんなもんかなーという感じ。本国での活動やワールドワイドな活躍の軌跡など見せて欲しい記録は沢山あるけれど、まあそれは別の機会にということで。

 

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 しかし展示してあったヤンマースタジアムでのライブ写真パネルで、客席に妻と息子を発見した時はテンション上がった。僕と娘は反対側の座席だったので写ってなかったけど。残念。

 

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↑多分この写真。展示会の巨大パネルじゃないとまず確認出来んかったよ。

 

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 あと衣装展示、靴が明らかに実際のジャケットに写ってるものと違ったんだけど、衣装自体はホンモノだよね⁉︎ということもあった。それと物販、すでにソールドアウト多数アリだったのはいつものことね…。

 

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ファニーフィンガーズ ラファティ・ベスト・コレクション2 (ハヤカワ文庫 SF )/R・A・ラファティ著、牧眞司 編、伊藤典夫、浅倉久志ほか訳

文明批評のようにも読める『スロー・チューズデー・ナイト』や、『一期一宴』のような痛快なホラ話など、そのどれもが扱う題材に関係なく、SF的発想に溢れてミステリアスさとユーモアが同居している楽しいアンソロジーだった。なかでも表題作『ファニーフィンガース』は他の短編と比べると毒気がほとんど無く、ラファティらしさは薄いかもだが、それだけにリリカルな味わいが際立っていてせつなく、印象深かった。

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スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム(2021年・米)

 ミステリオを倒したスパイダーマンことピーター・パーカー(トム・ホランド)は、世間に正体を知られ、さらにはミステリオ殺害容疑もかけられてしまう。マスコミにも追われ、メイおばさん(マリサ・トメイ)やMJ(ゼンデイヤ)、ネッド(ジェイコブ・バタロン)ら仲間たちにも危害が及びかねない事態に陥ったピーターは旧知のドクター・ストレンジベネディクト・カンバーバッチ)の元を訪れて、彼の魔法に頼るが、その魔法は時空を歪ませ、並行する別世界のヴィランたちを呼び寄せてしまう事態を招く。

監督:ジョン・ワッツ、製作:ケヴィン・ファイギ、エイミー・パスカル、脚本:クリス・マッケナ、エリック・ソマーズ、音楽:マイケル・ジアッキーノ、撮影監督:マウロ・フィオーレ、プロダクションデザイナー:ダレン・ギルフォード、編集:ジェフ・フォード、リー・フォルソム=ボイド、視覚開発主任:ライアン・メイナーディング。

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 ネタバレ含みます!

 

 正体を世界に知られ、さらには殺人犯として糾弾されるという前作でのラストを受けて、一体どう続けるつもりだろうと構えていたら、ドクター・ストレンジの魔法でどうにかしようという展開で、ああ、そうだった、これアメコミだったわー、と毎度ながらにMCUが『ドラえもん』的な何でもアリの世界だったことを失念してしまっていた自分に驚く。いや、映画そのものにリアリティを感じて、その荒唐無稽なアイデアがアリなことをつい忘れちゃうんだよな。そしてこれも毎度おなじみの、世界の危機を自分で招く展開。これはもうお約束か。そしてCGや特殊効果の類いがそんな物語を進める上で全く違和感やストレスなく映画世界を作り上げてくれていて、今回もまた楽しい映画だった。

 

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 そして今作は、そんないつものマーベル映画としての面白さに加えて、マルチ・バースというファクターを新たに取り入れて、サム・ライミ版『スパイダーマン』と『アメイジングスパイダーマン』シリーズをMCU版『スパイダーマン』に組み込むという離れ業をやってのけるという凄い展開を見せてくれて、いつも以上に興奮した。 

 

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 『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』のラストにおいて、トム・ハーディ主演の『ヴェノム』の世界がMCUに参加することが示唆された時点で、これまでのマーベル原作映画における制作会社間のゴタゴタを考えるとなかなかに感慨深さを感じたのだけど(それは現在のアベンジャーズスパイダーマンが参加した時にも感じたことだったが)、まさかそれのみならず、過去のシリーズをも取り入れてくるなんて、ちょっと想像していなかった。しかもそれをマルチバースという新たな展開にメタ的に組み込んでくるなどというのは、MCUで大局的にストーリーを編んできたからこそ出来得たことで、さらにびっくりだった。そもそも多元宇宙などという世界観からして、一部のアメコミ好きかSF好き以外にそれほど馴染みのあるものじゃないのを、本編以外のアニメ映画『スパイダーバース』でさらりと提示して下地を作っておいたことも周到過ぎる。

 

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 で、トビー・マグワイアアンドリュー・ガーフィールドトム・ホランドという美形3人が揃い踏みするという画面だけでも贅沢なことになっていたのだけど、ウィレム・デフォー、アルフレッド・モリーナ、さらには不遇の『アメイジング〜』からジェイミー・フォックスらまでちゃんと再登場してくれたことも嬉しかった。足りないのはデイン・デハーンくらい…?とにかくアンドリュー・ガーフィールドが『MJ』を救って涙ぐむとか、救えなかったヴィランたちに再救済を与えるとか、トビー・マグワイアスパイダーマンに再会出来たとか、過去シリーズを取り入れたことで味わえた感激は枚挙にいとまがないぐらいあって、マーベルユニバースを超越してホントのマルチバースとなった今回の映画世界はホントにヤバかった。

 

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 それと、今回の映画によってマルチバースという考え方がMCUの世界に定着すれば、死んだ人気キャラクターの復活や、それに伴うキャストの(年齢や性別含めた)変更も、余計な説明やリブートの手間など不要で簡単に行えるようになるわけで、マーベルとしては今よりさらに何でもアリの最強アイテムを手中にすることになる。こりゃコミックス同様、永遠に続けられるわ…。

 

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 なので、この映画、単体でどうこうという評価はしづらいし、この面白さは仮面ライダー映画で歴代ライダーが集合した時の興奮みたいな感じなのかもしれないが、こんな壮大な仕掛けが待っているだなんて、サム・ライミ版を見ていた頃の僕には想像もつかなかった未来だったし、こんな楽しい時間を作ってくれたことに感謝しかないよ。『エンドゲーム』のあと、コロナが流行したのもあって、MCUを追う気分も一段落した感じだったけど、やっぱりマーベル映画楽しいな〜と再認識したのだった。

 

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やったねたえちゃん! 4 (MFコミックス フラッパーシリーズ)/カワディ MAX

 終わってしまった。とりあえずの一区切りで謳い文句通りの「痛快バイオレンスハートフルコミック」として綺麗に終わっていて良かったけど、やはり伏線やらキャラクターの背景など色々とそのままなのは残念。続き、いつか読めるだろうか?

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虎鶫 -TSUGUMI PROJECT-(3) (ヤンマガKCスペシャル) /ippatu

 出てくる廃墟や獣人が魅力的で、物語の先は見てみたいが、謎は謎のままに作品世界を放浪、徘徊していたいと思わせられる。こんな世界を具現化する画力も凄いけど、このクオリティでこの刊行ペースってのがヤバいな。

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