ヒーローコミック好きの12歳の少女スー(ルビー・M・リヒテンベルク)は、化学者の母が開発した化学物質「NT26D」を誤って浴び、透明人間になる特殊能力を身につけてしまう。そして「NT26D」を狙う謎の組織が母親を誘拐し、スーにも魔の手が伸びる。スーはイケメン転校生トビー(ルイ・エッヒハート)とメカオタクのカヤ(アンナ・シリン・ハベダンク)を仲間に加えて組織に立ち向かう。
監督・脚本:マルクス・ディートリッヒ、音楽:アンドレ・ジェジュク、撮影:ラルフ・ノアック、編集:セバスチャン・トゥムラ―。
透明人間になった女の子が主人公のヒーロー映画。主人公が透明になるだけでなく、触れた物に透明効果が伝染するので衣服も透明化するということだが、それなら足が触れてる地面には効果波及しないのか…など設定がユルいし、メカ好きの同級生、科学者の母などアニメ的定番キャラをそのまま配置してそれっぽく仕上げているところは浅めのオタク、もしくは商売人が作った感じでガッカリする。しかし無理矢理アメコミ映画風に軽やかにやろうとしているのに、そこかしこにドイツ映画的堅苦しさが滲みでているところに独特の風味があって、嫌いにはなれないぞ!
映画『インビジブル・シングス 未知なる能力』予告編 - YouTube