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Twitter(ID:yudutarou)で観た映画を確認しようとしたら非常に面倒だったので、メモになるつぶやき(主に映画とか音楽)を移植。なので2014年まで時系列バラバラ。

アクアマン (2018年・米)

 海底帝国アトランティスのアトランナ女王(ニコール・キッドマン)の息子、王子アクアマン(ジェイソン・モモア)は、アーサー・カリーという名の人間として地上で育てられたが、オーム王(パトリック・ウィルソン)の野望を阻止する為にバルコ(ウィレム・デフォー)やメラ(アンバー・ハード)とともにアトランティスとの戦いに身を投じていく。

監督・ストーリー:ジェームズ・ワン、脚本:デイビッド・レスリー・ジョンソン=マグゴールドリック、脚本・ストーリー:ウィル・ビール、ストーリー・製作総指揮:ジョフ・ジョンズ、製作:ピーター・サフラン、製作総指揮:ザック・スナイダー、撮影:ドン・バージェス、美術:ビル・ブルゼスキー、編集:カーク・モッリ、衣装:キム・バレット、視覚効果監修:ケビン・マキルウェイン、音楽:ルパート・グレグソン=ウィリアムズ。

 

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 荒唐無稽な筋肉ヒーロー譚をストレートにやっていて、ハッタリ満載の海中バトルとモモアの野性味で普通に楽しかった。しかしDC映画で普通に楽しいというのはなかなか稀なことかも…。それにしてもニコール・キッドマンの老けなさがヤバ過ぎたよ。

 

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アメリカン・アニマルズ (2018年・米)

 ケンタッキー州で退屈な大学生活を送るウォーレン(エヴァン・ピーターズ)とスペンサー(バリー・コーガン)は大学図書館に保管されている時価1200万ドルを超える画集を盗み出す計画を思いつき、チャズ(ブレイク・ジェナー)とエリック(ジャレッド・アブラハムソン) の2人の友人を巻き込んで作戦を決行するが…。

監督・脚本:バート・レイトン、音楽:アン・ニキティン、撮影監督:オーレ・ブラット・バークランド、編集:ニック・フェントン、クリス・ギル、美術:スコット・ドーガン、衣装デザイン:ジェニー・イーガン。

 

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 説明過多の野暮ったさはいかにもハリウッド映画だったけど、強奪犯罪の計画→実行の主体がど素人というのが新鮮な犯罪映画だったので、観ている間はそれなりに楽しかった。冒頭のこれは実話だというテロップはネタだと思って見てたら本当に実話で、回想していた人物も本人だったというのを後から知って「へ〜」となった。だからどうってことはないんだけど。

 

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劇場版ポケットモンスター みんなの物語 (2018・日)

 1年に一度の風祭りの日に、ルギアからの恵みの風がもらえるというフラウシティ。偶然、祭りに参加していたサトシ(松本梨香)とピカチュウ大谷育江)はラルゴ(芦田愛菜)、リサ(川栄李奈)、トリト(濱田岳)、カガチ(大倉孝二)、ヒスイ(中川翔子)という5人と出会い、それぞれが自分たちの生き方やポケモンたちとの関わり方を見つめ直していく。

監督:矢嶋哲生、原案:田尻智、脚本:梅原英司、高羽彩、キャラクターデザイン:金子志津枝総作画監督:西谷泰史、丸藤広貴、美術監督:高尾克己、音楽:宮崎慎二、、アニメーション制作:TEAM KATO、WIT STUDIO

 

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 無理矢理ポケモン捕まえて従属させて戦わせる基本設定と平和主義&ポケモン自体の自由という矛盾した要素を整合させつつサトシを主人公として立てながら付き添いの親御にも響く展開を成立させる力技に感心しちゃったし、楽しかった。

 

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フラグタイム (2019年・日)

 森谷美鈴(伊藤美来)は、クラスメイトの小林さん(安済知佳) に話しかけられても思わず逃げだしてしまうほど人付き合いが苦手な高校生 。しかし彼女は3分間だけ時間を止められる特殊な力を持っていた。ある日、クラスで一番の美少女・村上遙宮本侑芽)のスカートをまくってみた美鈴だったが、なぜか遥には時間停止の力が効いておらず、秘密を知られた美鈴は、それ以降、なにかと遥に振り回されていく。しかし美鈴はそんな遥に次第にひかれていくのだが…。

監督、脚本:佐藤卓哉、原作:さと、キャラクターデザイン:須藤智子、プロップデザイン:西本成司、色彩設定:岩井田洋、美術監督:本田敬、音楽:rionos、アニメーション制作:ティアスタジオ。

 

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 突飛なSF設定と狂気寸前のキャラクターを1時間枠に詰め込んでるのに柔らかな青春映画として楽しめたのはこちらの趣味嗜好もデカイが、『あさがおと加瀬さん』同様の綺麗でリリカルな作画と繊細な描写の積み重ねがあればこそだった。それに百合ジャンルとはいえ青春映画に突飛なSF設定を一つだけ加えるというのは王道ジュヴナイルな展開と言えなくもないし、そういった面白さもあった。

 

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ゾンビランド ダブルタップ (2019年・米)

 ウィルス感染によって地球上の人類がゾンビと化したなか、コロンバス(ジェシー・アイゼンバーグ)、タラハシー(ウデ・ハレルソン)、ウィチタ(エマ・ストーン)、リトルロックアビゲイル・ブレスリン)の4人は、コロンバスが作り上げた生き残るためのルールに従い生き抜いてきたが、ゾンビに新種が現れたり、4人の関係もギクシャクしたりで、新たな局面を迎えつつあった…。

監督:ルーベン・フライジャー、脚本:レッドリース、ポール・ワーニック、デイブ・キャラハム、撮影:チョン・ジョンフン、音楽:デビッド・サーディ、視覚効果監修:ポール・リンデン。

 

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 キャラが確立しちゃっている安心感で、ホラー的面白さは無くなっていたけど、能天気アクション物として面白かった。監督も俳優も既にキャリアを築いてしまったので、ゾンビ版『荒野の7人』みたいな展開に象徴されるように前作の無理に粋がった感じがなく見やすくはあった。

 

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移動都市 モータル・エンジン (2018年・米)

 最終戦争後、残された人類は移動型の都市を創り出し、他の小さな都市を“捕食”することで資源や労働力を奪う弱肉強食の世界に暮らしていた。そんな中、巨大移動都市“ロンドン”の考古学者ヴァレンタイン(ヒューゴ・ウィーヴィング)の野望を阻止するべく、人造人間のシュライク(スティーヴン・ラング)に育てられた少女へスター・ショウ(ヘラ・ヒルマー)が彼の暗殺を試みるが失敗、騒ぎに巻き込まれた歴史家見習いのトム(ロバート・シーアン)ともども荒野に放り出されてしまう。何とか小型の移動都市に救われたヘスターとトムはヴァレンタインを止めるべく、反撃を始めるのだが…。

監督:クリスチャン・リヴァーズ、原作:フィリップ・リーヴ、脚本:フラン・ウォルシュ、脚本・製作総指揮:フィリッパ・ボウエン、製作・脚本・ピーター・ジャクソン、撮影監督:サイモン・ラビー、プロダクションデザイン:ダン・ヘナ、編集:ジョンノ・ウッドフォード=ロビンソン、衣装デザイン:ボブ・バック、音楽:トム・ホルケンボルフ。

 

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 傑作だった!SF映画で大事なのはヴィジョンだよ〜と再認識。主人公ヘスターのビジュアルとかカッコよかですたい。しかもこの設定と物語のてんこ盛りを映像として完成、完結させた力量と愛情に感動したし、泣けた。宮崎駿テイスト全部盛り+スターウォーズで別の凄いもんが誕生してしまった感じだ。楽しかったなー。

 

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 いや、ひょっとしたらそんな興奮するような映画じゃないかも知れんのだけど、とりあえずピュアな人造人間出て来られると、ちょっともう駄目なんよね。あとクライマックスの戦いで、やられている仲間の名前を『ニルス〜!』とか叫んでたりするんだけど、あんまり脇キャラ過ぎてそんなに熱く名前叫ばれても誰だか分からないんだけど…というのがあったりするのだが、とはいえニルスが誰かは知らんが映画内で描かれてる以上に作り手の思い入れが個々のキャラに詰め込まれているのは伝わってきたよ!

 

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サスペリア (2018年・伊、米)

 1977年、東西に分断され、ドイツ赤軍のテロが頻発するベルリン。世界的舞踊団「マルコス・ダンス・カンパニー」に入団するため、アメリカからやってきたスージー・バニヨン(ダコタ・ジョンソン)は、オーディションでカリスマ振付師マダム・ブラン(ティルダ・スウィントン)の目に留まり入団を許可される。しかし舞踏団では数日前にダンサーの一人、パトリシア(クロエ・グレース・モレッツ)が失踪する事件が起きていて、相談を受けていた心理療法士のクレンペラー博士(ティルダ・スウィントン)がその謎を追っていた。そしてスージーの入団で役を外されたオルガ(エレナ・フォキナ)もまた失踪するなど、舞踏団には得体の知れない闇が渦巻いており、スージーはその力と共鳴していく…。

監督:ルカ・グァダニーノ、脚本:デヴィッド・カイガニック、編集:ヴァルテル・ファサーノ、撮影監督:サヨムブー・ムックディプローム、プロダクションデザイン:インバル・ワインバーグ、衣装デザイン:ジュリア・ピエルサンティ、振付師:ダミアン・ジャレ。

 

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 オリジナルの美学は継承しつつジャーロ映画的な下品さの方は幾重にも解釈できるインテリジェンスに置き換え、それを全編ハイテンションなジャンル映画としてちゃんと楽しく構築した傑作で、個人的にはオリジナル版より好きだった(そもそも『サスペリア』は全然『サスペリア』と関係ない『サスペリアPART2』のほうが断然好きだし…)。 

 

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   爽快かつ最悪な結末は選民思想にも繋がりかねない着地だったけど、スージーが最終的に粛清者となったのか、解放者となったのかは微妙なところだし、そこを作り手がどこまで意図していたかは気になるところ。しかし細かな解釈は置いておいて画面の面白さだけで存分に楽しめる作品なので、どうでも良いと言えばどうでも良いかな。

 

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