現実とは全く異質に思える作品世界を構築して、その世界で大叙事詩を紡ぐ圧巻の小説だった。前半は独特の用語と世界観に難儀する部分もあるが(しかし、作者自身によって挿入された流麗なイラストレーションが想像力を多分に補ってくれる)、祖国を追放され…
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