オープニングでLoadedが鳴り響いた時点で90年代をUK物で過ごした人なら誰でもテンション上がりっぱなしになるのでは?物語とあいまって懐古モード、ノスタルジーにジワジワやられる。しかしその心地良さとは裏腹にそのノスタルジーの虚構もちゃんと描いていて、そこがエドガー・ライトの誠実さ、生真面目さか、ただのバカ騒ぎだけ見せて気持ち良いとはさせてくれない。 そこら辺のテーマ抜きにしても過去作同様オマージュにとどまらずジャンル映画として面白いし、ニック・フロストのアクションが切れてるのにも驚いた(スパイとかやってるサイモン・ペグは分かるけど)。