yudutarouログ

Twitter(ID:yudutarou)で観た映画を確認しようとしたら非常に面倒だったので、メモになるつぶやき(主に映画とか音楽)を移植。なので2014年まで時系列バラバラ。

インクレディブル・ファミリー  (2018年・米)

 ヘレン(ホリー・ハンター)がイラスティガールとしてヒーロー活動をするあいだ、彼女の代わりに家事と育児を任されたボブ=Mr.インクレディブルクレイグ・T・ネルソン)は、底知れない能力を秘める赤ちゃんジャック・ジャックと長女ヴァイオレット(サラ・ヴォーウェル)、長男ダッシュ(ハック・ミルナー)の世話に悪戦苦闘。そんな中、新たな敵が家族の前に立ちはだかる。

監督・脚本:ブラッド・バード、製作総指揮:ジョン・ラセター、音楽:マイケル・ジアッキーノ。

 

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 話はエリートに相応の待遇を求めるいつものブラッド・バード節だが、親子共々に笑えるあるあるネタの数々で家族映画として良く出来てるし異常にカッコいい音楽と夜の都市を跋扈するヒロインの映像の美しさでアクション映画としてもかなり楽しかった。

 

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 しかし相変わらずブラッド・バードの映画ではエリートの苦悩に気を配る反面、ピザ屋のお兄ちゃんがどうなろうと気にも止めてない怖さがあって、この人に家族映画撮らせていて良いのかっていう気はするよ。

 

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万引き家族 (2018・日)

 東京の片隅の古い平屋の家に、祖母・初枝(樹木希林)と、治(リリー・フランキー)、信代(安藤サクラ)の夫婦、息子の祥太(城桧吏)、信代の妹・亜紀(松岡茉優)が暮らしていた。初枝の年金と、不足の生活費を万引きで稼ぎながら暮らす彼らは実は血の繋がりのない集まりだった。そしてそんな一家は近所の団地で震えていた幼い女の子じゅり(佐々木みゆ)を見かねて連れ帰り、信代が娘として育てることに。しかし、ある事件をきっかけに仲の良かった擬似家族の生活は崩壊していき…。

原案・監督・脚本・編集:是枝裕和、撮影:近藤龍人、美術:三ツ松けいこ、衣装:黒澤和子、音楽:細野晴臣

 

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 『誰も知らない』の変奏曲みたいな作品で、そこにモラトリアムの楽しさ、エロとユーモアが盛り込まれた良い映画だった。相変わらず子役も良かった。松岡茉優好きおじさんたち喜びそうだと思った(喜んだ)。

 

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アクアマン (2018年・米)

 海底帝国アトランティスのアトランナ女王(ニコール・キッドマン)の息子、王子アクアマン(ジェイソン・モモア)は、アーサー・カリーという名の人間として地上で育てられたが、オーム王(パトリック・ウィルソン)の野望を阻止する為にバルコ(ウィレム・デフォー)やメラ(アンバー・ハード)とともにアトランティスとの戦いに身を投じていく。

監督・ストーリー:ジェームズ・ワン、脚本:デイビッド・レスリー・ジョンソン=マグゴールドリック、脚本・ストーリー:ウィル・ビール、ストーリー・製作総指揮:ジョフ・ジョンズ、製作:ピーター・サフラン、製作総指揮:ザック・スナイダー、撮影:ドン・バージェス、美術:ビル・ブルゼスキー、編集:カーク・モッリ、衣装:キム・バレット、視覚効果監修:ケビン・マキルウェイン、音楽:ルパート・グレグソン=ウィリアムズ。

 

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 荒唐無稽な筋肉ヒーロー譚をストレートにやっていて、ハッタリ満載の海中バトルとモモアの野性味で普通に楽しかった。しかしDC映画で普通に楽しいというのはなかなか稀なことかも…。それにしてもニコール・キッドマンの老けなさがヤバ過ぎたよ。

 

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アメリカン・アニマルズ (2018年・米)

 ケンタッキー州で退屈な大学生活を送るウォーレン(エヴァン・ピーターズ)とスペンサー(バリー・コーガン)は大学図書館に保管されている時価1200万ドルを超える画集を盗み出す計画を思いつき、チャズ(ブレイク・ジェナー)とエリック(ジャレッド・アブラハムソン) の2人の友人を巻き込んで作戦を決行するが…。

監督・脚本:バート・レイトン、音楽:アン・ニキティン、撮影監督:オーレ・ブラット・バークランド、編集:ニック・フェントン、クリス・ギル、美術:スコット・ドーガン、衣装デザイン:ジェニー・イーガン。

 

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 説明過多の野暮ったさはいかにもハリウッド映画だったけど、強奪犯罪の計画→実行の主体がど素人というのが新鮮な犯罪映画だったので、観ている間はそれなりに楽しかった。冒頭のこれは実話だというテロップはネタだと思って見てたら本当に実話で、回想していた人物も本人だったというのを後から知って「へ〜」となった。だからどうってことはないんだけど。

 

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劇場版ポケットモンスター みんなの物語 (2018・日)

 1年に一度の風祭りの日に、ルギアからの恵みの風がもらえるというフラウシティ。偶然、祭りに参加していたサトシ(松本梨香)とピカチュウ大谷育江)はラルゴ(芦田愛菜)、リサ(川栄李奈)、トリト(濱田岳)、カガチ(大倉孝二)、ヒスイ(中川翔子)という5人と出会い、それぞれが自分たちの生き方やポケモンたちとの関わり方を見つめ直していく。

監督:矢嶋哲生、原案:田尻智、脚本:梅原英司、高羽彩、キャラクターデザイン:金子志津枝総作画監督:西谷泰史、丸藤広貴、美術監督:高尾克己、音楽:宮崎慎二、、アニメーション制作:TEAM KATO、WIT STUDIO

 

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 無理矢理ポケモン捕まえて従属させて戦わせる基本設定と平和主義&ポケモン自体の自由という矛盾した要素を整合させつつサトシを主人公として立てながら付き添いの親御にも響く展開を成立させる力技に感心しちゃったし、楽しかった。

 

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フラグタイム (2019年・日)

 森谷美鈴(伊藤美来)は、クラスメイトの小林さん(安済知佳) に話しかけられても思わず逃げだしてしまうほど人付き合いが苦手な高校生 。しかし彼女は3分間だけ時間を止められる特殊な力を持っていた。ある日、クラスで一番の美少女・村上遙宮本侑芽)のスカートをまくってみた美鈴だったが、なぜか遥には時間停止の力が効いておらず、秘密を知られた美鈴は、それ以降、なにかと遥に振り回されていく。しかし美鈴はそんな遥に次第にひかれていくのだが…。

監督、脚本:佐藤卓哉、原作:さと、キャラクターデザイン:須藤智子、プロップデザイン:西本成司、色彩設定:岩井田洋、美術監督:本田敬、音楽:rionos、アニメーション制作:ティアスタジオ。

 

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 突飛なSF設定と狂気寸前のキャラクターを1時間枠に詰め込んでるのに柔らかな青春映画として楽しめたのはこちらの趣味嗜好もデカイが、『あさがおと加瀬さん』同様の綺麗でリリカルな作画と繊細な描写の積み重ねがあればこそだった。それに百合ジャンルとはいえ青春映画に突飛なSF設定を一つだけ加えるというのは王道ジュヴナイルな展開と言えなくもないし、そういった面白さもあった。

 

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ゾンビランド ダブルタップ (2019年・米)

 ウィルス感染によって地球上の人類がゾンビと化したなか、コロンバス(ジェシー・アイゼンバーグ)、タラハシー(ウデ・ハレルソン)、ウィチタ(エマ・ストーン)、リトルロックアビゲイル・ブレスリン)の4人は、コロンバスが作り上げた生き残るためのルールに従い生き抜いてきたが、ゾンビに新種が現れたり、4人の関係もギクシャクしたりで、新たな局面を迎えつつあった…。

監督:ルーベン・フライジャー、脚本:レッドリース、ポール・ワーニック、デイブ・キャラハム、撮影:チョン・ジョンフン、音楽:デビッド・サーディ、視覚効果監修:ポール・リンデン。

 

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 キャラが確立しちゃっている安心感で、ホラー的面白さは無くなっていたけど、能天気アクション物として面白かった。監督も俳優も既にキャリアを築いてしまったので、ゾンビ版『荒野の7人』みたいな展開に象徴されるように前作の無理に粋がった感じがなく見やすくはあった。

 

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