ヘレン(ホリー・ハンター)がイラスティガールとしてヒーロー活動をするあいだ、彼女の代わりに家事と育児を任されたボブ=Mr.インクレディブル(クレイグ・T・ネルソン)は、底知れない能力を秘める赤ちゃんジャック・ジャックと長女ヴァイオレット(サラ・ヴォーウェル)、長男ダッシュ(ハック・ミルナー)の世話に悪戦苦闘。そんな中、新たな敵が家族の前に立ちはだかる。
監督・脚本:ブラッド・バード、製作総指揮:ジョン・ラセター、音楽:マイケル・ジアッキーノ。
話はエリートに相応の待遇を求めるいつものブラッド・バード節だが、親子共々に笑えるあるあるネタの数々で家族映画として良く出来てるし異常にカッコいい音楽と夜の都市を跋扈するヒロインの映像の美しさでアクション映画としてもかなり楽しかった。
しかし相変わらずブラッド・バードの映画ではエリートの苦悩に気を配る反面、ピザ屋のお兄ちゃんがどうなろうと気にも止めてない怖さがあって、この人に家族映画撮らせていて良いのかっていう気はするよ。