yudutarouログ

Twitter(ID:yudutarou)で観た映画を確認しようとしたら非常に面倒だったので、メモになるつぶやき(主に映画とか音楽)を移植。なので2014年まで時系列バラバラ。

インターステラー

    重力を情緒と絡めて使うアイデアなど『ゼロ・グラビティ』とはまた違った少年SF的な感動。未知の惑星描写に胸が高まったりで、『2001年〜』とか『ソラリス』と並べる作品でなく、もっと古典的な冒険SFの系譜に位置する娯楽作品として面白かった。
    ただ相変わらず作品の本質と比してなぜか演出は文芸調で、それが各所で垣間見えるSF的嘘の胡散臭さを倍増させていて、ちょっとジェームズ・ガン辺りの爪垢煎じてもらいたいところ。ノーランは頭良い感じを自己演出してると思ってたけど、こういう演出しか出来ないのかも知れない。
   あと善し悪しは別として、娘との関係性が気色悪かった。時空を超越して辿り着く場所はそこなの?死んだ奥さんは?息子はいいの?とか。アン・ハサウェイ役回りといいどうにも。娘への異常な執着が亡霊として彼女の人生を束縛しているように感じたよ。


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