2023-04-18 ファイナルガール (角川文庫)/藤野 可織 書籍 リアルと虚構の距離感や境界線が他者とズレている、というより虚構への愛情の深さがズレている感覚を見せつけるような作品が並んだ短編集。個人的にはメタファーとリアルが曖昧なまま展開するストーリーを虚構として素直に楽しめなかった。装飾過多な言い回しも苦手。藤野可織さんのストーリーテラーとしての部分は好きだけど、自意識過剰な部分が前面に出てくると苦手、ということが分かった。