yudutarouログ

Twitter(ID:yudutarou)で観た映画を確認しようとしたら非常に面倒だったので、メモになるつぶやき(主に映画とか音楽)を移植。なので2014年まで時系列バラバラ。

weezer / OK Human

 ただでさえリリースしてくれるだけで嬉しいのに『Van weezer』が発売延期になって、うーってなってたので、より嬉しい。ピアノ前面のアルバムで、ホントは次のギターメイン(多分)の作品と折衷してくれたらもっと最高なんだろうけど、それじゃピンカートンだもんな。色々追求したいリヴァースの創作意欲が全開のいいアルバムだった。

 

https://youtu.be/AGPdXYG1msg

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発売日 2021/1/29

収録楽曲

01. All My Favorite Songs

02. Aloo Gobi

03. Grapes Of Wrath

04. Numbers

05. Playing My Piano

06. Mirror Image

07. Screens

08. Bird With A Broken Wing

09. Dead Roses

10. Everything Happens For A Reason

11. Here Comes The Rain

12. La Brea Tar Pits

たとえとどかぬ糸だとしても(全七巻)(百合姫コミックス) / tMnR

 暗くて報われない展開がゆっくり7巻分続いたんだけど、どうやっても成就しそうにない関係性をどこへ着地させるんだよっていう興味と、基本的には明るい登場人物のキャラクターのおかげで楽しく読み通せた。イチャイチャしてる作品ばかり読むのもな〜、という自分の中の謎のバランス感覚もあったし。

 しかし最終巻の限定版に付いてる小冊子読むのと読まないのとで物語の印象が随分と変わってしまうのはどうなんだろ。このエピローグは本編に組み込むべきでは?とは思った。そこは意図的なのかも知れないんたけど。

 

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新感染半島 ファイナル・ステージ (2020年・韓)

 人がゾンビ化するウイルスが蔓延し、壊滅状態となった韓国からを香港へ逃げ延びていた元軍人ジョンソク(カン・ドンウォン)は現地の裏社会から大金の積み込まれたトラックの回収を依頼されて半島へと渡るが、感染者やソ大尉(ク・ギョファン)とファン軍曹(キム・ミンジェ)に率いられた凶暴な民兵集団に襲われて危機に陥いってしまう。そんなジュンソクを救ったのは、かつて彼が半島から脱出する際に見捨てていったミンジョン(イ・ジョンヒョン)とその娘ジュニ(イ・レ)、ユジン(イ・イェウォン)だった…。

監督・脚本:ヨン・サンホ、脚本:パク・ジュソク、撮影:イ・ヒョンドク、美術:イ・モグォン、編集:ヤン・ジンモ、音楽:モグ。

 

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 大概のゾンビ映画の続編と同様にゾンビ要素がほぼゼロになったアクション大作で、特撮も含めて全てが大味な亜流マッドマックスみたいな映画だった。なのでゾンビを期待するとけっこう肩透かしを食う感じではある。

 

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 ただ流石に近年の韓国映画らしくファン軍曹を始めとしてイイ顔したナイスキャラが乱立していたので、正月に子供と観るにはちょうど良かった。しかしこういうのを見ると、手作りのB級ゾンビ映画が観たくはなる。あとアクション大作としてもアクションの過剰具合で盛り上がりに欠けたのと、運転スキルがプロ級とか、メカに強すぎるとか、定番過ぎるがあり得ない子供キャラは実写だとちょっとシラけた。

 

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https://youtu.be/QzJ6-PYvGI0

 

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チェンソーマン 10 (ジャンプコミックス) /藤本 タツキ

 後半から人物の相関関係はもとより物語の展開自体よく分からん!となっていくのに勢いがあり過ぎてあんまり気にならない。というか、果たして後々分かりやすく説明してくれるのか、くれないのか、パワ子は?みたいな感じで不明瞭な部分も面白味になっていて楽しい。あと、ビルの破壊描写などのテイストに加えて、微妙にモラルがズレてる感じが奥浩哉作品に似てるけど、奥作品の天然っぽさと違って、チェンソーマンは計算で予定調和を回避しているように思える。それでどういう結末に持っていくのかも凄く気になる。それにしても最近のジャンプの漫画、作画レベルが異常に高い…。

 

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2020年間ベスト

 2020年はコロナもあったし、前年より更に観たり聴いたりする機会が減少、逆にテレビアニメと漫画の消費量が増加した感じだった。というわけで年間ベストを選ぶほどの数も無かったんだけど、やっぱり後から振り返った時さみしいので、一応選んでみた。


音楽ベスト

BTS / MAP OF THE SOUL : 7

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https://youtu.be/0lapF4DQPKQ

https://youtu.be/gwMa6gpoE9I


② Laura Marling / Song For Our Daughter

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https://youtu.be/slTkqwbXxrI


③ Moment Joon / Passport & Garcon

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https://youtu.be/2tstbd0901E


④ The Microphones / Microphones in 2020

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https://youtu.be/QKKcseyJgek


RYUTist / ファルセット

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https://youtu.be/zrN26kKN-N8

 

次点?

Liyuu / Magic Words

https://youtu.be/6cjqLpr27ss

the beths / jump rope gazers

https://youtu.be/lRMoE02hp_s

sora tob sakana / deep blue

https://youtu.be/93LhteCvfk8


 BTSは11月にリリースした『BE』と併せてベスト1ということで…。世界的大ヒット曲『dynamite』を収録した『BE』も名曲揃いだけど、『7』はボリューム感、集大成感が凄かった。アルバム全体と曲それぞれに過去作からの流れを想起させるストーリーがあるコンセプトアルバムでもあって、そんなアルバムなんて今どき勘違いしたバンドぐらいしかやりそうにないし、大多数の聴き手が共通認識としてその世界観を共有していなければ単なる独りよがりになるところだが、世界中に強力なファンを持つBTSであればこそ達成出来た境地だと思った。シングル曲の『Black Swan』も『ON』もかなり変則的な曲なのにBTSがダンスして歌うと、途端にポップになってしまうのも凄い。とにかく早くライブが見たいよ…。

 Laura Marlingはアレンジと音が隅々まで完璧な気持ち良さの名盤。Moment Joon 、The Microphonesは私的な感情の発露の凄味溢れる傑作でMoment Joonに関してはデラックス盤もめちゃ楽しみ。RYUTistはいい曲揃いすぎ。

 

 

映画ベスト

 映画はちょっとベスト3に入るような作品が思い出せなかった。あまり観れていないのに加えて、こちらの感受性の劣化を感じてしまう。仕事の時間が長過ぎんだよな!なので何となくベストに入るかな、という作品を順不同でおいてみた。中ではナイブス・アウトが特に楽しかったかな。

 

○ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密

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https://youtu.be/L7IzrgeTWbE

 

○デッド・ドント・ダイ

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https://youtu.be/WOy4sHl7XL4

 

○ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!

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https://youtu.be/EzwcVCGON-8

 

○劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン

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https://youtu.be/PUFFMnuOF40

 

○海辺の映画館―キネマの玉手箱

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https://youtu.be/Dz_GcqrHTi0

 

 

その他のベスト

安達としまむら / 著者:入間人間

しかし、1番熱心に追ったのはラノベで百合だった…。

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TENET テネット (2020年・米)

 未来から過去へと時間が逆行する事象による人類滅亡の危機を回避するため、ある組織にスカウトされた男(ジョン・デビッド・ワシントン)は協力者ニール(ロバート・パティンソン)とともに、時間を逆行する武器を取り扱うなど事態に関与していると思われるロシア人武器商人セイター(ケネス・ブラナー)に近付く。そして彼の妻であるキャット(エリザベス・デビッキ)と接触するのだが…。

監督・脚本:クリストファー・ノーラン、撮影:ホイテ・バン・ホイテマ、美術:ネイサン・クロウリー、編集:ジェニファー・レイム、視覚効果監修:アンドリュー・ジャクソン、音楽:ルドウィグ・ゴランソン。

 

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 考えるな、感じろ、みたいなことを冒頭から言ってくるので、こちらもSFじゃなくてアクション大作と割り切って楽しんだ。本物志向の撮影による映像はスクリーンで観て気持ちいいし、商売人ノーランの純粋子供ぶりが透け見えて、逆回転アクションの間抜けな感じ含みで微笑ましかった。

 

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 しかしヒロインの最後の行動は自由への飛翔みたいな爽快感で描かれてたけど、それまで大事にしてきた信念どこいったの?みたいなところはあって、科学考証云々は別として、その他諸々にストーリーテリングの矛盾を感じたりもした。とはいえノーランだしな、と思わせるとこがまたノーラン作品なのだった。

 

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https://youtu.be/vfd-Vc0fahY

 

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海辺の映画館 キネマの玉手箱 (2019年・日)

 尾道の海辺にある小さな映画館、「瀬戸内キネマ」の最後のオールナイト興行「日本の戦争映画大特集」を見ていた鞠男(厚木拓郎)、鳳介(細山田隆人)、茂(細田善彦)の3人の若者は、劇場を襲った稲妻の閃光に包まれてスクリーンの世界へと入り込み、近代の戦争の歴史を体験していくのだが…。

監督、脚本、撮影台本:大林宣彦、脚本:内藤忠司、小中和哉、音楽:山下康介、撮影、編集:三本木久城、VFXアーティスト:塚元陽大、美術監督:竹内公一。

 

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 大林宣彦の面白味もイヤな部分も特濃で抽出しつつ衝動と計算を自在に往来し、俳優陣も含めて自身のフィルモグラフィを総括するような内容の作品にまとめ上げた怪作で、これが遺作というのはとにかく凄かった。面白いかどうかはともかく。ちょっと言いたいことがほとばしりすぎて、説教臭くもあったので…。

 

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 反戦をテーマに掲げることは至極真っ当だし、当たり前の正論を唱えることが揶揄されがちな最近の傾向においてはより一層意義があるとは思うものの、今回のような作品を観ている客層のほとんどはそのメッセージに対してもとより共感を持っているだろうし、そうでない客がこの映画の真っ直ぐなメッセージを受け止めることなんてあるのかな、とも思ったり。だからこそ年齢を感じさせないあの手この手の突飛かつフレッシュな演出の畳み掛けで映画として惹きつけようとしている部分もあるんだろうけど、結局そういうのも昔からのファンを喜ばしているだけのような気もするし。などと映画でメッセージを伝えることについても色々考えさせられたりもして、やっぱり面白いか。

 

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https://youtu.be/Dz_GcqrHTi0

 

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