2022-08-06から1日間の記事一覧
監督:パティ・ジェンキンス。 アクションと物語展開が乖離、そして大仰というDCの駄目側面は前作より目立っていたけど、大作映画としては十分楽しめた。しかしガル・ガドットは相変わらず格好良かったのに新コスチュームのゴールドアーマーは鳥人間コンテス…
監督:ウィリアム・ユーバンク。 ジェットコースター的サバイバルムービーな本線がスタイリッシュで楽しい。映像も水圧で圧殺の描写とか上手くて怖い。主演のクリスティン・スチュワートも素晴らしい。何よりクトゥルー神的な禍々しい存在によって不穏な奥行…
監督・脚本:リチャード・スタンリー、脚本:スカーレット・アマリス、原作:H・P・ラヴクラフト。 冒頭からニコラス・ケイジの顔面が良すぎ。未知の存在に侵食されていく様と家族の偽善を顕にする様子を重ねて描く古典的ホラーの様式美や、異質な色と音に狂…
監督:長崎健司。 テレビ本編の作画がいいぶんクオリティ的に映画ならではの特別感は無かったが、本編に影響を与えずに映画ならではの大事件を扱いつつ各キャラの見せ場も用意する…そんなスピンオフ夏休み映画の条件はクリアしていて、普通に楽しかった。中…
監督:村瀬修功。 作画、演出の丁寧さとクオリティの高さ、ファムファタールものとしての面白さ(上田麗奈凄かった)、さらにちゃんと今の時代に通用するロボットアニメに仕立ててあって、ガンダムに思い入れないけど楽しかった。しかし序章だったぜ…。 『機…
日本が円城塔や庵野秀明を使って何とか怪獣映画の近代化を進めようとする中、ハリウッド版はシリーズを重ねる毎にプロットが酷くなっていて、何もそこは本家を模倣せんでも…という気もするが、この冗長に耐えてのラストバトルこそ怪獣映画の醍醐味なのかも。…
先日読んだ『死者はまどろむ』より前、小池真理子がホラーとして最初に書いた作品、らしい。よりオーソドックスなスタイルのホラーだが、非常に丁寧でネットリしていて面白かった。
監督:マット・リーヴス。 金に物を言わせてメカとスーツで超人化という部分までも極力排したリアル路線でやっているので、鍛えたボンボンがスーツ着てるだけ。スーパーヒーロー感は皆無。それはヴィランや物語も現実的な犯罪映画の形式で見せていこうという…
突飛なアクシデント的に、接点の無さそうなところから関係性が始まって、とある意味で王道に物語が展開。次巻以降にどう転がっていくか次第だけど、主人公の進路への迷いなど金銭的な部分も含めてリアリティがあって、こういう物語周辺がちゃんと構築してあ…
話の筋は予定調和だけど(というかそうじゃなければ駄目なタイプの映画だが)、シャッグスを聴く女の子が主役の青春映画というだけで好感度大だし、役者も撮影も良かった。音楽が肝なので劇場で観れてよかった。 第94回アカデミー賞作品賞受賞!「コーダあい…
監督:京田知己。 BS11でやってる再放送何話かと映画版の前作?だけ観てから鑑賞。作画やキャラクターデザインが良く、中盤までのロードムービー調の流れも面白くて、そこを膨らませて小ぢんまりとしたSFにしてくれたらかなり良かったんじゃないか、とは思っ…
勢いとパッションで映画を作り上げるイメージの監督が、歳を重ね経験を積む中で模索し構築していった創作理論が開陳されていて、初期衝動の塊のような初期作から徐々に作品が変容していった裏側を垣間見れたようで面白かった。 ここで語られる理論が自身の見…
監督:清水崇。 娘が「萩原利久」見たいからホラーは嫌だけど観に行きたいというので連れて行った。なかなかカッコいい俳優やんと思って見てたらそれは高橋文哉という俳優で、萩原利久とは別人だった…。主演のKōkiさんは目ヂカラあってホラー映画ヒロインと…
天然から狂犬にスイッチする主人公を筆頭に登場棋士たちが全員魅力的で、いっきに最新刊まで読んでしまった。将棋漫画は数あれど、女流という独自の文化を扱っているのでニッチ部活物的な楽しみもあるし、ジェンダー論的な部分も垣間見えてストーリー自体は…
監督:木下麦 ある程度綺麗に物語が閉じていたテレビ版からどう展開させるのかと思ってたら総集編だった。一応別視点からの再構築っぽい仕掛けはあるが、映像含めて本筋そのものに新たな意味が付加される事は無く、ファンサービス、もしくは新規客への導入用…