yudutarouログ

Twitter(ID:yudutarou)で観た映画を確認しようとしたら非常に面倒だったので、メモになるつぶやき(主に映画とか音楽)を移植。なので2014年まで時系列バラバラ。

ノーゲーム・ノーライフ ゼロ (2017・日)

    天才ゲーマーの兄妹・空と白は神により一切の争いを禁じられ、全てをゲームで決めるルールが設定された異世界「盤上の世界(ディス・ボード)」に召喚され、その能力で活躍していた。しかし空と白が召喚される6000年前のこの異世界では、唯一神の座を巡り様々な種族がリアルな争いを繰り広げ、人類が滅亡の危機に瀕する状況だった。そんな時代、人間族の若きリーダー・リク(松岡禎丞)は、打ち捨てられた森霊種(エルフ)の都で、機械仕掛けの種族、機凱種(エクスマキナ)の少女シュヴィ(茅野愛衣)と出会う。心を持ったために仲間からエラーとみなされ連結を外されたというシュヴィは、エラーを修正するため、リクに「人間の心」を教えてほしいと頼み、人間族と行動をともにするのだったが…。

監督:いしづかあつこ、脚本:花田十輝、原作・キャラクター原案:榎宮祐、キャラクターデザイン・総作画監督:田﨑聡、コンセプトアート:ホッチカズヒロ、美術監督岩瀬栄治、CGディレクター:鈴木正史、音楽:藤澤慶昌、アニメーション制作:MADHOUSE

 

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   テレビ版では独特のパステルカラーの色使いが鮮烈だったのと、捻ったアイデアのルール設定でのゲーム対決にカイジ的な醍醐味があって面白かったので鑑賞したが、ストーリー的にも外伝ということもあってか全くの別物という印象だった。

 

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   物語を成立させる為だけの御都合主義的設定が無理矢理過ぎて、テレビシリーズを観ていてさえ映画世界に没入し難いレベルだったのに加え、作品のトーンも人死にが出るシリアスさを見せながらそれに噛み合わないアニメ的な内輪受けするギャグを入れていたりしていて、とにかくバランスが悪かった。

 

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   ただ作画に関してはテレビシリーズのパステルカラーの画面使いとはまた違ったダークな世界が表現されていて見応えがあったし、戦闘シーンの描写もクオリティが高かった。特に人型ロボの健気な奮闘と哀愁という鉄板ネタで見せるジュヴィの最後の戦闘シーンは圧巻で個人的にはそれだけで満足出来た。

 

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   それにしてもテレビシリーズの前日譚を描いて、出てくるご先祖様や前世キャラ(?)といったキャラクターが、本編の登場人物とほぼ同じ顔、同じ声っていうのはドラえもんみたいなことやってるよな…。

 

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映画『ノーゲーム・ノーライフ ゼロ』 ロングPV(Anime Expo 2017 公開ver.) - YouTube

 

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