yudutarouログ

Twitter(ID:yudutarou)で観た映画を確認しようとしたら非常に面倒だったので、メモになるつぶやき(主に映画とか音楽)を移植。なので2014年まで時系列バラバラ。

劇場版メイドインアビス 深き魂の黎明 (2020年・日)

 世界に唯一残された秘境の大穴「アビス」を冒険する、探窟家の少女リコ(富田美憂)と記憶を失ったロボットの少年レグ(伊瀬茉莉也)、“成れ果て”のナナチ(井澤詩織)。

様々な困難を乗り越え、白笛と呼ばれる伝説的探窟家のひとり、ボンドルド(森川智之)が居を構える深界五層まで辿り着くのだったが…。

監督:小島正幸、原作:つくしあきひと、脚本:倉田英之、キャラクターデザイン:黄瀬和哉総作画監督:齊田博之、美術監督:増山修、音楽:ケビン・ペンギン、アニメーション制作:キネマシトラス

 

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 富田美憂が主役をやっていたのでそれを目当てにテレビでやっていた劇場版総集編を観たら、この作品は絵柄が苦手で避けてのにキャラデザ黄瀬和哉で、しかも面白かった。で今回の新作も劇場で鑑賞した。

 

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 残酷な表現や世界観を可愛い絵柄でオブラートに包むやり方はやはり生理的に苦手だとは思いつつ、世界の構築とアクションのクオリティの高さで見応えがあった。しかもこれは続きが見たくなるやつやん(終わってない…)。しかしこの先の展開でモフモフ可愛いナナチが残酷な目にあうとかいうことになったら、ちょっとヤだな。

 

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劇場版「メイドインアビス 深き魂の黎明」本予告 - YouTube

 

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デッド・ドント・ダイ(2019年・スウェーデン・米)

 ありふれたアメリカの田舎町センターヴィル。しかしダイナーで起こった変死事件を皮切りに町は墓場から蘇ったゾンビで溢れ出した。警察署に勤務するロバートソン署長(ビル・マーレイ)とピーターソン巡査(アダム・ドライバー)、モリソン巡査(クロエ・セヴィニー)は、日本刀を片手に手慣れた様子でゾンビたちを切り捨てる葬儀屋のゼルダティルダ・スウィントン)とともに事態の打開を図るのだったが…。

監督、脚本:ジム・ジャームッシュ、撮影監督:フレデリック・エルムズ、美術:アレックス・ディゲルランド、編集:アルフォンソ・ゴンサルヴェス、衣装デザイナー:キャサリン・ジョージ、音楽:スクワール。

 

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 これまでもジャンル映画的なものはやってたけど、ここまで小ネタを詰め込んで振り切った作品を(ジャームッシュ的)オールスターキャストで楽しそうに作っちゃったのは驚きで、見てるこちら側にもその楽しさが伝わってくる映画だった。『ゾンビ』のゴブリンをリスペクトしたようなシンセとティルダ・ウィンストンも最高だった。

 

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 社会批評的なメッセージが込められているのもゾンビ映画の常道で、今作には物質主義への疑義があったりするのだけど、そこに関してはジャームッシュの古き良きものへのノスタルジー的な感性、例えばきっとダウンロード音源よりアナログレコードを愛するような傾向が実は物質主義の牽引力になっちゃっているんじゃないか、という意地悪な見方も出来たりするが、そこは、まあゾンビ映画として楽しかったから別にいいか。

 

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ジム・ジャームッシュのゾンビ映画『デッド・ドント・ダイ』予告編 - YouTube

 

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劇場版「鬼滅の刃」無限列車編 (2020年・日)

 鬼に家族を殺された竈門炭治郎(花江夏樹)は、唯一生き残ったものの鬼に変えられてしまった妹・禰豆子(鬼頭明里)を人間に戻すため、鬼殺隊となって鬼狩りを続けていた。そして同期の善逸(下野紘)、伊之助(松岡禎丞)とともに鬼が潜む無限列車に乗り込み、鬼殺隊の柱と呼ばれる最強の剣士の1人、煉獄杏寿郎(日野聡)と合流した炭治郎は夢を操る鬼、魘夢(平川大輔)と対決する。

監督:外崎春雄、原作:小峠呼世晴、脚本制作、アニメーション制作:ufotable、キャラクターデザイン・総作画監督松島晃、音楽:梶浦由記、椎名豪、美術監督:衛藤功ニ、矢中勝、樺澤侑里、撮影監督:寺尾優一、3D監督:西脇一樹。

 

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 自死を繰り返して立ち向かうなど敵への対処法が突き抜けてエグ過ぎて面白かったり、エモ過ぎる盛り上げが過剰だったりと原作由来(と思われる)のアレコレは良し悪しや好き嫌いを別として凄みがあった。子供向けとしてどうかとかも置いといて。

 

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 で、それに加えてアニメとして作画のクオリティと見せ方が面白くて、何より長編のプロローグと、物語を収束させなきゃならない後半を省いて抽出してるので、ほぼ盛り上がるとこしかない…。洋邦実写アニメ問わず一緒に映画行くとほぼ寝る予備知識ゼロの妻(非オタ)が完走&感涙して煉獄推しとなったぐらいだった。

 

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劇場版「鬼滅の刃」無限列車編 本予告 2020年10月16日(金)公開 - YouTube

 

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Yo La Tengo / Sleepless Night

 カバー5曲にオリジナル1曲、とりあえず音源出してくれただけで嬉しい。特に気合いが入ってるようにも聴こえない通常運転の雰囲気に加え、選曲が渋目なので、かなり眠くなる。タイトルの『眠れない夜』が、そんな夜に眠れる音楽を送るという意味合いならば、バッチリだな。

Yo La Tengo - "Wasn't Born To Follow" (The Byrds cover) - YouTube

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発売日 2020/10/9

収録楽曲

1. Blues Stay Away(The Delmore Brothers cover)

2. Wasn’t Born to Follow(The Byrds cover)

3. Roll On Babe(Ronnie Lane cover)

4. It Takes a Lot to Laugh(Bob Dylan cover)

5. Bleeding(Original track)

6. Smile a Little Smile for Me(The Flying Machine cover)

BTSポップアップストア「BTS POP-UP : SPACE OF BTS」福岡PARCO

 娘と行ってきた。朝一整理券もらって、わりとすぐ入場出来たけど、まあ、なんか今回は見学だけでいい感じだった。わざわざ頑張って行くもんでもないというか。行っといてなんだけど。もう少し小物とか、出来ればツアーグッズを置いてくれれば嬉しいんだけど。

 

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ゾンビランドサガ聖地巡り(のような…)その2

 「佐賀県×ゾンビランドサガ」 デジタルスタンプラリーキャンペーン第二弾が今年の10月から開催されたので、便乗して再び佐賀へ…。

 

 まずはスタンプラリーのスポットにもなっている武雄温泉物産館に。ゾンサガと接点は特にないんだけど、けっこう安くていい物があって満足…。

 

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 子供を遊ばせるために『宇宙科学館ゆめぎんが』や色々話題になってた『武雄市図書館』(功罪はともかくいけすかない感じではあった)を経由して嬉野へ。

 

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↑華翠苑


 『シーボルトの湯』は外観からパンチが効いたけど、風呂自体はほんとに公衆浴場という感じのシンプルな入り心地でした。

 

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 劇中でも印象的だった『湯宿広場』。ここは無料で足湯に浸かれるので良かったです。

 

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 喫茶店『カフェモカ』。コロナの影響で人数制限もあるのと、けっこうキャラの濃い店長さんがワンオペでやってるのもあって待ちは必須だけどパフェ美味しかった。常連らしいオタクの人たちの語らいを見てほっこりしながらいただきました。

 

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 ホントはフランシュシュの泊まったホテル華翠苑に宿泊したかったが、空いてなかったので、別の宿に泊まり、翌日は佐賀市でゾンサガラッピングバスを見学、時間合わなかったから乗らなかったかど、記念運行券は購入しました。

 

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 最後に商業施設のモラージュ佐賀のアニメイト(さすがに地元だけあっていまだにそれなりにゾンサガ展開してた)に寄って今回は終了です。

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スパイの妻 劇場版 (2020年・日)

 1940年、神戸で貿易会社を営む優作(高橋一生)は満州で恐ろしい国家機密を偶然知ってしまい、正義のためにそれを世に知らしめようとしていた。旧知の憲兵、津森(東出昌大)ら国家権力に迫られるなか、妻の聡子(蒼井優)は夫の信じる正義や夫への愛に葛藤しながら時代の波の中で己れの道を選択していく。

監督・脚本:黒沢清、脚本:濱口竜介、野原位、撮影:佐々木達之介、美術:安宅紀史、編集:李英美、音楽:長岡亮介

 

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 信念を伴う正しさが時に残酷であり、愛と相容れないことがあるというのをメロドラマとして描く洗練具合や夫婦の関係性をサスペンスに昇華する手腕など、映画として綺麗にまとまっていた。そのぶん黒沢清的ないびつな面白さは薄かったが、全体主義の醜悪さを描きつつ、両論併記のような事なかれ主義とは別ベクトルの正しさへの疑義も踏まえた誠実さの光る、いい映画だった。あと、主役3人を演じる役者を、何を考えているか分からなそうな人で固めていて、それがキャラクターそれぞれの騙し合いという展開に凄く合致していたのも良かった。

 

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蒼井優×高橋一生×東出昌大×黒沢清監督『スパイの妻』90秒予告 - YouTube

 

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