yudutarouログ

Twitter(ID:yudutarou)で観た映画を確認しようとしたら非常に面倒だったので、メモになるつぶやき(主に映画とか音楽)を移植。なので2014年まで時系列バラバラ。

2018-01-01から1年間の記事一覧

デッドプール2 (2018・米)

人体実験により驚異的な治癒能力と引き換えに醜い身体に変えられてしまった元傭兵ウェイド・ウイルソン(ライアン・レイノルズ)は最愛のヴァネッサ(モリーナ・バッカリン)と生活しながらヒーロー、デッドプールとして活動する日々を送っていたが、ある事…

現代SF観光局(河出書房新社) / 大森望

SF的なものが好きという気持ちと裏腹に全くその世界を追っていないし掘り下げてもいないので、最近の流れだけでもザックリ分かるかなと、ガイド本を読むような浅ましい動機もありつつ読んでみた。結局最近の傾向とかはあんまり頭に入って来なかったが、楽し…

SpiritFest / Anohito

一曲目が歌詞も含めて予想を裏切るストレートなポップスで驚いた。あとはいつもの感じでしたが…(もちろん良いです)。 Spirit Fest: Anohito (Till The Gate) - YouTube 発売日 2018/9/5 収録楽曲 1. Anohito (Till The Gate) 2. Fete De Depart 3. Yuri'…

The Lemon Twigs / Go To School

最初はちょっと懐古趣味も過ぎるだろうとか思ってしまったけど大風呂敷に見合ったクオリティの楽曲と音作りで、やっぱり凄いし楽しかった。 The Lemon Twigs - If You Give Enough - YouTube 発売日 2018/9/7 収録楽曲 01. Never In My Arms, Always In My…

La Luz / Floating Features

ドリーミーな楽曲にロカビリー入ってるだけでも好物な上に、全曲メロディも気持ち良くて好きなやつでした。 La Luz - "Mean Dream" [OFFICIAL VIDEO] - YouTube 発売日 収録楽曲 2018/5/23 1. Floating Features 2. Cicada 3. Loose Teeth 4. Mean Dream 5…

パンク侍、斬られて候 (2018・日)

凄腕の牢人、掛十之進(綾野剛)は実際には収束している信仰宗教「腹ふり党」の脅威を説いて黒和直仁(東出昌大)の治める黒和藩に取り入ろうと画策していたが、逆に家老の内藤(豊川悦司)と大浦(國村隼)の権力争いに利用され、無理矢理に「腹振り党」の…

未来のミライ (2018・日)

4歳のくんちゃん(上白石萌歌)は、おとうさん(星野源)とおかあさん(麻生久美子)が生まれたばかりの妹ばかりを世話しているように感じて複雑な気持ちを持て余していた。そんな時、くんちゃんの前に未来からやってきたという中学生姿の妹ミライ(黒木華)…

パディントン2 (2017年・英、仏)

ペルーのジャングルからロンドンへやって来た熊のパディントン(声:ベン・ウィショー)はブラウンさん(ヒュー・ボネヴィル)、ブラウン夫人(サリー・ホーキンス)、長女のジュディ(マデリン・ハリス)、長男のジョナサン(サミュエル・ジョスリン)、親…

KUBO クボ 二本の弦の秘密 (2016・米)

体の弱い母と岸壁の洞窟で静かに暮らしていた片目の少年クボ(アート・パーキンソン)は、魔法の三味線で折り紙を自在に操る特殊な能力を活かして村へ降りては物語を披露し生計を立てていた。しかし盆踊りの日に母に禁じられていた夕暮れ時まで村に残ってし…

yumbo / 石が降る (12インチアナログ)

ジャケも素晴らしいし、何より「悪魔の歌」をレコードで聴けるのが最高だよ。音の質とかうちの激安プレイヤーでは全く良く分からんので、「悪魔の歌」はレコード盤で聴くとより雰囲気があるよなー、という気分の問題ですが。 yumbo / 石が降る Raining Stone…

曽根中生自伝 人は名のみの罪の深さよ(文遊社) / 曽根中生

評伝や自伝の主役となるほどの映画監督であれば通常持ち得るだろう自作への自負心や思い入れが希薄に感じられて、このスタンスは撮影所のシステムが機能していた時代の監督ならではの感覚や職業監督しての矜持から出ているものなのか、などと考えつつ読み進…

CANDY OPERA / 45 REVOLUTIONS PER MINUTE

80年代のリバプールのバンドだそうで、歴史に埋もれた秀逸なネオアコバンドという宣伝文句に釣られて購入したら、ほんとにそんなバンドだった。メロディが良いのはもちろんリズムやアレンジも凝っていて長く聴けそう。お洒落じゃないスタカンみたい? Candy …

tenniscoats / Music Exists disc5

番外編的位置付けらしいけどテニスバージョンの『ブドウのありか』だけでも買って損はないし、このシリーズの魅力のひとつである生々しい音像がいかに綿密に作られていったかを垣間見ることが出来るライナーノーツの資料的価値や付属のボックスのモノ的価値…

競売ナンバー49の叫び(ちくま文庫) / トマス・ピンチョン著、志村正雄訳

主人公が社会の暗部に入り込むほどに陰謀論と真偽不確かな情報に翻弄されていく様は今の政治、社会状況にあまりにジャストで、おまけ的に収録の短編『殺すも生かすもウィーンでは』も頻発する銃乱射事件を予見したような内容というのもあって、色褪せない新…

ペンギン・ハイウェイ (角川文庫) / 森見 登美彦

SF大賞なので一応積んでたら映画が公開になっちゃうので読んだ。 忽然と現れた謎の球体を『海』と呼称して研究したり、地域が謎の力の影響下にあったりと『ソラリス』や『ストーカー』と言ったような王道?SFのジュヴナイル版と言った側面もありつつ、基本は…

吸血鬼 (講談社) / 佐藤 亜紀

タイトルと装丁から普通に吸血鬼小説だろうと思いつつ読み始めたら、「吸血鬼」という表題は政治における搾取する側、される側、アートにおける作り手と受け手の関係性など、社会における様々な事象のメタファーとして掲げられていて、幼稚な期待感は悉く肩…

キングスマン ゴールデン・サークル (2017・英)

英国の独立スパイ組織キングスマンの拠点が、ポピー(ジュリアン・ムーア)率いる謎の組織ゴールデン・サークルの攻撃を受けて壊滅、残されたエージェントのエグジー(タロン・エガートン)と教官兼メカ担当のマーリン(マーク・ストロング)はかつて同盟関…

アベンジャーズ インフィニティ・ウォー (2018・米)

アスガルドから新天地へ向かっていたソー(クリス・ヘムズワース)やハルク=バナー博士(マーク・ラファロ)達は、6個揃うと無限の力を発動するという「インフィニティ・ストーン」を集め、全宇宙に壊滅的打撃を与えんとするサノス(ジョシュ・ブローリン…

ブラックパンサー (2018・米)

アフリカの超科学文明国ワカンダは、その力の源である謎の鉱石「ヴィブラニウム」の悪用を防ぐためにその力を秘匿し、国王は代々「ブラックパンサー」として王国を守護してきたが、武器商人ユリシーズ・クロウ(アンディ・サーキス)と謎の男エリック・キル…

パシフィック・リム アップライジング (2018・米)

異世界から出現したKAIJUを人類が巨大ロボット、イェーガーによって撃退して10年。放浪生活をしていた英雄ペントコストの息子ジェイク(ジョン・ボイエガ)は、両親の仇を討つ為に自作のイェーガーであるスクラッパーを駆っていた少女アマーラ(ケイリー・ス…

ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書 (2017・米)

ベトナム戦争が泥沼化していたニクソン政権下の1971年、ベトナム戦争を分析・記録した国防省の最高機密文書=通称「ペンタゴン・ペーパーズ」が元軍事アナリスト、ダニエル・エルズバーグ(マシュー・リス)の手により流出、NYタイムズ紙がスクープする。一…

レディ・プレイヤー1 (2018・米)

2045年、荒廃した街に暮らす大多数の人々はVR世界「OASIS」での理想の人生を心の拠り所にして暮らしていた。その「OASIS」をオグデン・モロー(サイモン・ペグ)とともに創造したハリデー(マーク・ライランス)が「OASIS」に隠した3つの鍵を手にした者に「O…

ヴァレリアン 千の惑星の救世主 (2017・仏)

西暦2740年。 プレイボーイで腕利きの連邦政府エージェント、ヴァレリアン(デイン・デハーン)は彼が恋する同僚のローレリーヌ(カーラ・デルヴィーニュ)とともに”千の惑星都市”と呼ばれるアルファ宇宙ステーションを訪れ、フィリット司令官(クライヴ・オ…

おはなしして子ちゃん(講談社文庫) / 藤野可織

表題作、舞台となる小学校の雰囲気や生徒の感情のリアリティが凄くて、やっぱり藤野可織凄い!となる。その他の短編も物語の形はそれぞれ全く違いつつもアイデアに溢れ、恐怖とユーモアの混在した短編になっていて、非常に楽しかった。諸星大二郎と少女マン…

淵の王(新潮文庫) / 舞城王太郎

分類としてはホラーみたいだし、日常に立ち現れる狂気と怪異の恐怖をちゃんと感じさせてもくれたけど、同時にキャラクターが基本的にネアカで、特に語り手の背後霊たち(?)の前向きな姿勢が陰惨な展開にも軽やかさを感じさせ、明るく楽しい娯楽作品のように…

Beach House / 7

一曲目(DARK SPRING)がいつもにも増してカッコよかったからどうなることかと思ったが全体としてはいつも通りのアルバムだった。もちろんいつも通りに幻想的で美しい作品なので、好き。 BEACH HOUSE -- "DARK SPRING" - YouTube BEACH HOUSE -- "DIVE" - Yo…

国府達矢 / ロックブッダ

久々に気合いを入れて作り込まれたロックのアルバムを聴いた気がする。カッコよかった。仏(ほとけ)つながりで、ちょっと洗練されたNUM-HEAVYMETALLIC みたいな感じもした。 国府達矢 "薔薇" (Official Music Video) - YouTube 発売日 2018/3/21 収録楽曲 0…

君の名前で僕を呼んで (2017・伊、仏、ブラジル、米)

1983年の夏、父のパールマン教授(マイケル・スタールバーグ)の仕事の関係で家族で北イタリアの避暑地で過ごす17歳のエリオ(ティモシー・シャラメ)。彼の家にアメリカからやってきた大学院生オリヴァー(アーミー・ハマー)がインターンとして宿泊するこ…

Stephen Malkmus & The Jicks / Sparkle Hard

そんなに変わってないんだけどなぜかペイヴメントみたいな脱力感を感じない、というか凄い直球ど真ん中な感じがするのはローファイ的な感覚が寧ろ王道で、基本になってしまったからなのか。どちらにしても相変わらず良かった。 Stephen Malkmus & The Jicks …

ハケンアニメ! (マガジンハウス文庫) / 辻村 深月

それこそアニメになりそうな濃いめのキャラクターや連作それぞれと全体での綺麗な起承転結で、サクッと楽しめた。仕事小説的にみんな頑張っていて素晴らしいという姿を見せられたり、登場人物同士の相関関係が物語としてまとめる為だけに整えられていたりす…