2021-01-01から1年間の記事一覧
6曲入りのミニアルバムながら、始まりのリメンバーミー(北川勝利&藤村鼓乃美=ボーダーズ…)から終幕のリメンバーユーまで綺麗に構成されていて、記念盤として完成度高し。良かった。 【ミニアルバム試聴PV】茅野愛衣10thメモリアル「むすんでひらいて」 - …
上手いのに過剰過ぎない歌い手のエゴ、比較的予算かけられてそうなプロダクションと多彩な楽曲、という声優の音楽活動のいいとこが詰まったアルバム。で、何よりとにかく声が良いので、どのタイプの楽曲も聴いていて気持ち良くて最高だった。 https://youtu.…
竹宮惠子との訣別などシビアな内容も含まれていたが、上品さと素っ頓狂な可愛らしさの中にクリエイターとしての我の強さが垣間見える語り口調の文体に萩尾望都の漫画世界と同様のムードが感じられて心地良く読めた。本人は大泉時代をトキワ荘になぞらえられ…
霊を無理矢理に無視してやり過ごすという初期設定だけではパターンが尽きるというのもあるだろうけど、段々とストーリー的側面が強くなってきた。そうなるとギャグ的要素は薄まり、単にホラー化していくことになるところだけど、未だギリギリのバランスを保…
シチュエーションを変え、殺戮方法を一層エスカレートさせてバージョンアップ、前作同様ミステリ的な仕掛けもあるのでスプラッター映画の続編にありがちなマンネリと恐怖への慣れを感じる事なく読んだ。しかし、より過剰さの増した暴力描写は当時の時代状況…
作者も自身が非暴力的で気弱な人間であることをあとがきでことさら強調するほど暴力的で残虐なスプラッター小説だが、綿密な人体破壊描写はマニアックなスプラッター映画に感じる作り手の新しい表現、見せ方を提示してやろうという懸命な情熱と同種の清々し…
ピアノに燃えていた娘に読ませようと思って買っていたものの(未だに燃えてる)、先に映画版を観たのもあって長らく積んでいたが、ようやく読んだ。で、やっぱり恩田陸は面白かった。ピアノコンクールを舞台にして、バトルマンガさながらに、初回より2回目、…
バカの破壊力が落ちてるのが気になるが、ヤマイのワイ活(無料Wi-Fi探し)の話か面白かったので大丈夫。あと今巻も表紙良かった。
絵が綺麗なので、それだけで全然楽しく読めるし、ややホラーでイチャ百合でアクションもあるものの全体的には緩く進行していくのも心地いい。この綺麗でまったりした世界にずっと浸りたくなってしまうので、物語の方向性によっては、いつでもシリアスな展開…
数学大好きな長女が読むかな?と思って購入したけど、熱血部活物として面白かった。絵のタッチのラフな感じも内容に合っているし、あまり理解出来ないところの多い数学に傾倒するキャラクターたちの思考回路も知らないものをのぞき見る感覚で楽しめた。
20年ぶりぐらいの再活動だそうで…。時間の流れが早すぎてびびるが、鳴ってる音は全くブランクを感じさせない上にちゃんと今の音だった。4曲とも良かったし、より自然体な感じが復活前よりも好きかも。 https://youtu.be/D8B5WzbenSU 発売日:2021/5/26 収録…
yumboでは感じることがなかった70年代のシンガーソングライターを想起させるようなメロディの楽曲は、どこか異邦人の寂寥を感じさせるところを含めてボウイっぽくもあって、バンドとはまた違ったアプローチの表現を楽しめた。とはいえ管楽器と独特の日本語と…
yumboのベスト盤。もう名曲しかないし、ちゃんとアルバム未収録曲も入れてくれてるし、当然ながらやっぱり良かった。 yumbo: The Devil Song - YouTube 発売日 2021/6/4 収録楽曲 1 九月の歌 / September Song2 家 / A House 3 間違いの実 / The Fruit of Er…
幼少時から群を抜いた身体能力とテクニックを活かし地元サッカークラブで活躍してきた恩田希(島袋美由利)は、中学生になり仲間のテツ(内山昂輝)やタケ(逢坂良太)とサッカー部に入部したが、性別による身体差と顧問の方針によって公式戦に出してもらえ…
魔女っ子と異能を持った男の子(ともに美形)のラブコメという売れそうな線を色々引っ張ってきた感がある設定なんだけど実際楽しかった。モノローグで実験的な遊びを入れてきたり、突然主人公にヴィンテージ趣味を開陳させたり、ただ既定の売れ線でまとめよ…
ちょっとバイオレンスきつ過ぎて、子供はあんまり見ないで〜(見ないだろうけど)と思いつつ突飛なアイデア溢れるアクションの連続に今巻も楽しませてもらった。今後、このやり過ぎてギャグに昇華される暴力描写がアクションとしての面白味より露悪趣味にバ…
久々に読書しながらヤバい、ヤバいよ〜と興奮。ローラン・トポールが誰なのか分かってなかったが、表題作の『幻の下宿人』を読んでいて、なんか知ってる話だと思ったらポランスキーの『テナント』の原作だった。というかトポールはヘルツォークの『ノスフェ…
貰っていたので前情報皆無で読み始めたら偶然が偶然を(無理矢理)呼ぶ御都合主義と、推理する行為が好きな読者なら怒りそうな展開にナニコレという気分にもなったが(あとからこの作者はそういう人として、その筋では有名と知った…)、主人公が事件に巻き込…
青春小説としても台湾の一時代を切り取ったドキュメントとしても面白かったが、何より主人公の見る景色や経験がまるで作者の実体験のようなリアリティで迫ってきて、そこに幻想的な光景が違和感なく入り込んでくる様が小説を読む醍醐味を存分に味あわせてく…
あんまりポリシックスっぽくはない、普通にいい曲。せっかくアニメ主題歌だから売れて欲しい。しかしカップリングがけっこうカオスで、この振り幅はポリらしいと言えばらしい…。 POLYSICS 『走れ! with ヤマサキセイヤ(キュウソネコカミ)』 - YouTube 発…
抜群のポップセンスに溢れたメロディとトラック、そこに乗っかるラップもボーカルも気持ちいい。最高です。 おーるどにゅーすぺーぱー / はじめまして東京 -Official Music Video- - YouTube 発売日:2021/2/24 収録楽曲 1. はじめまして東京 2. OFF! 3. 宇…
1巻ではどんな方向に向かうのかまだよく分からなかったけど、これはもう、ストレートにジャンプ的王道バトル漫画で、最近はこの系統を読み慣れているのもあって楽しく読んだ。画力と魅力的なキャラクターでサクサク展開しながらも明かされない謎もあって物語…
ディックの代表作のひとつというのに初めてちゃんと読んだ。本物と紛い物というモチーフが作中のアイテムのみならず物語世界の存在自体にも仕掛けてあって、全編をリアルの不確かさが覆い尽くす感覚がハードボイルドな雰囲気と併せていかにもディック的で、…
ちょっと重めの展開になるかと思いきやあっさり解決、番外編的キャラクターの馴れ合いがひたすら続いて、とても楽しい…。ずっとやってて欲しいです。
いつも通りに言葉と世界を題材として扱いつつもアニメ化されてもおかしくなさそうなキャラクター(ニートの中年だけど)が登場して軽妙な掛け合いが楽しめる作りは久しぶり。当然面白かった。キャラも立ってるし、サブタイトル(?)に〈倭篇〉と謳ってて、『…
作画での表情の描き方だったり、物語の原動力が互いの微妙な感情の差異からくるもどかしさだったりと伝統的な少女漫画の面白さで楽しく読めるところにタイトル通りのテーマが繊細に描かれていて、百合ジャンルならではの面白さもあった。あと主人公の友達(…
終わってしまった。一応、第一部完となってるけど、もう終わりでいいんじゃないかっていうぐらいにはちゃんと終わってた。かなりお腹いっぱいなので、のんびりと再開して欲しい。
より色彩豊かになったプロダクションと丁寧な歌唱で洗練度の増した充実のアルバムだった。個人的には張り詰めてエモ過ぎる前作が超好きだったので、あんまり洗練されなくても良かったんだけど、とも思ったんだけど、聴き込むほどに音の深みにハマってきて、…
ただでさえリリースしてくれるだけで嬉しいのに『Van weezer』が発売延期になって、うーってなってたので、より嬉しい。ピアノ前面のアルバムで、ホントは次のギターメイン(多分)の作品と折衷してくれたらもっと最高なんだろうけど、それじゃピンカートン…
暗くて報われない展開がゆっくり7巻分続いたんだけど、どうやっても成就しそうにない関係性をどこへ着地させるんだよっていう興味と、基本的には明るい登場人物のキャラクターのおかげで楽しく読み通せた。イチャイチャしてる作品ばかり読むのもな〜、という…