yudutarouログ

Twitter(ID:yudutarou)で観た映画を確認しようとしたら非常に面倒だったので、メモになるつぶやき(主に映画とか音楽)を移植。なので2014年まで時系列バラバラ。

牛首村(2022年・日)

監督:清水崇。 娘が「萩原利久」見たいからホラーは嫌だけど観に行きたいというので連れて行った。なかなかカッコいい俳優やんと思って見てたらそれは高橋文哉という俳優で、萩原利久とは別人だった…。主演のKōkiさんは目ヂカラあってホラー映画ヒロインと…

永世乙女の戦い方 (7) (ビッグコミックス)/くずしろ

天然から狂犬にスイッチする主人公を筆頭に登場棋士たちが全員魅力的で、いっきに最新刊まで読んでしまった。将棋漫画は数あれど、女流という独自の文化を扱っているのでニッチ部活物的な楽しみもあるし、ジェンダー論的な部分も垣間見えてストーリー自体は…

オッドタクシー イン・ザ・ウッズ(2022年・日)

監督:木下麦 ある程度綺麗に物語が閉じていたテレビ版からどう展開させるのかと思ってたら総集編だった。一応別視点からの再構築っぽい仕掛けはあるが、映像含めて本筋そのものに新たな意味が付加される事は無く、ファンサービス、もしくは新規客への導入用…

スパークス・ブラザーズ(2021年・英、米)

監督:エドガー・ライト。 編集と情報の取捨選択の妙で長いバンドヒストリーを見事にまとめてた。素材の面白さも勿論だが、エドガー・ライトの愛情と技術光ってた。全く興味無かった娘も面白かったと言ってて良かった。スパークスがアメリカのバンドって知ら…

シン・ウルトラマン(2022年・日)

監督:樋口真嗣 創作者の愛情が溢れる作品はやっぱり良いっス。シンゴジへの明後日方向からの高評価や批評に何だかなあと思わされていたので、今回そういった外野が見向きもしないジャンル愛に特化していて、清々しく特撮映画として楽しめたのが良かった。そ…

ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年・米)

監督:サム・ライミ。 魔術書、ゾンビなどサム・ライミにうってつけのモチーフ満載で、映像自体はいつものマーベル映画のCG感だが、序盤のタコ怪物のネットリ質感とかうちの息子もおえーって言うぐらいちゃんと気色悪く出来てて、そこらへんはちゃんとサムラ…

BEACH HOUSE / ONCE TWICE MELODY

様々なアプローチの楽曲が20近く並びながらも、どの曲もビーチハウスらしくて、ならではの楽曲で、こちらの期待通りのドリームポップ集。良盤! BEACH HOUSE - ONCE TWICE MELODY: CHAPTER ONE - YouTube BEACH HOUSE - SUPERSTAR (LYRIC ANIMATION) - YouTu…

ハッピー・デス・デイ(2017年・米)

監督:クリストファー・ランドン。 主人公が繰り返し陰惨に殺されまくるのに「繰り返すうちに色々気付いて成長する」時間ループものの基本を押さえているので爽やか青春成長ストーリーとしても堪能出来て楽しかった。色々雑なところも全体が学園物の安っぽい…

『けいおん!』の奇跡、山田尚子監督の世界(扶桑社)/牧眞司

なぜ『けいおん!』の作品世界に惹かれるのか、主に作品内の関係性に着目しつつ作品への好き、面白い、気持ちいいをひたすら言語化していて、非常に熱い。なので『山田尚子監督の世界』というサブタイトルはついているものの、語られるのはほぼ『けいおん!…

花に嵐の映画もあるぞ(河出書房新社)/ 川島 雄三

新聞、雑誌へのコメントや座談会、映画シナリオで構成されていて、当時の映画界の状況や多士済々ぶりなどを感じられるのは面白かった。基本的に宣伝媒体上の発言の切り取りなので川島雄三の作家性に迫るというものではないけれど、短いながらも各作品ごとに…

誰何Suika(1) (リュウコミックス) / つばな

存在意義と実体としての存在がイコールな世界というSF設定に、存在感が売りのアイドルを結びつけたアイデアが新鮮。可愛いキャラと狂気を滲ませるノリで、不気味と可愛さの境界線をギリ可愛さに寄せてコメディにしてるバランスも凄い。楽しい。

Big Thief /Dragon New Warm Mountain I Believe in You

幽玄な音像は相変わらず心地良いんだけど、とにかく凄い地味だった。しかも2枚組の大作。個人的にビッグシーフは静謐な中で美しいメロディーが浮かび上がってくるところが好きだったんだな…と。 Big Thief - Time Escaping (Official Audio) - YouTube 発売…

Weezer /SZNZ: Spring

盤が届くまで我慢してたけど、最高だった。やっぱりリヴァースは天才的作曲家だと思う。職人的技術にますます磨きがかかりながらもどうしようもなく真っ直ぐな感情の発露も消えてしまわないのは稀有。夏秋冬までやってくれるか分からんけど楽しみ! Weezer -…

アグレッサーズ 戦闘妖精・雪風/神林長平

奇抜なアイデアで姿を消した敵(ジャム)を何とか炙り出し、特殊戦の存在意義を維持して物語を続けようと画策するクーリィ准将は、完璧だった一作目『戦闘妖精 雪風』以降の、ひょっとしたら蛇足となるかも知れないシリーズの継続に奮闘する神林長平のほとん…

神さまがまちガえる(1) (電撃コミックスNEXT)/仲谷鳰

『やが君』とは別路線だが、短編集でもSFや幻想マインド溢れる作品を見ていたので特に意外ではなかったし、絵柄などの諸々もこれまで同様に好き。で、前作での評価があるからか、個別のキャラクターを性急にクローズアップすることなく、ゆっくりと物語世界…

虎鶫 -TSUGUMI PROJECT-(4) (ヤンマガKCスペシャル) / ippatu

姿は違えどコミュニケーションは図れる相手たちと交渉、戦闘しながら仲間と冒険を続けるというバトル漫画的展開になってきた。不気味で理解不能な廃墟世界を彷徨う展開を勝手に期待しているので、このままそっちへ寄っていくのは嫌だなとは思うが、まだどう…

ささやくように恋を唄う(5) (百合姫コミックス)/竹嶋 えく

メインの話は3巻で既に終わってると思うのだが、昔のバンド漫画と昔の恋愛漫画が合体したような展開がダラダラ続いているという状態で、なんかもうよくわからんくなってきた。そうなると登場人物も誰が誰だかよくわからなくなってきてますます興味が薄れて…

サイボーグブルース (角川文庫)/ 平井 和正

言及されまくりだろうけどサイボーグの悲哀と暴力性は『ロボコップ』を遥かに先取りして描いているし、鬱蒼とした未来感はのちの『ブレードランナー』に先行してる。アクションシーンの描写も現行のSF映画や漫画のバトルシーンを先駆けている。で、今読んで…

グイン・サーガ・ワールド2 (ハヤカワ文庫JA)/天狼プロダクション監修

一巻目だけ読んで何年も放置してた『グイン・サーガ・ワールド』をなぜか今さら読み始めた。楽しい。栗本薫が亡くなって時間が経った今だから色々と気持ちが整理されて素直に読める状態になったのかな。別作者の正篇の続きも読もうかなって気になってきた。1…

拝み屋郷内 怪談始末 (MF文庫ダ・ヴィンチ) / 郷内心瞳

Twitterで面白そうだと思って買ってから6、7年は経過してる気がするが、やっと読んでみた。夢枕獏の九十九乱蔵みたいなお化け退治的小説かと思いきや実話(?)怪奇・怪談集の体裁で、語られる内容と語り手の立ち位置そのものに不思議な感覚があって面白かっ…

花澤香菜 /blossom (きゃにめ限定盤(CD+2BD))

北川さんの復帰で期待値は上がってたけどやっぱり最高だった。『Opportunity』で到達した地点とはまた別方向に『claire』から改めて進化させてエレポップまで取り入れた今の潮流にも沿った名盤。藤村鼓乃美さんがほぼ全編に渡りコーラス参加してるのも嬉しい…

Kiwi Jr. / Cooler Returns

ファーストはペイヴメントっぽいのかな、と思っていたけど、今作は、もうこれはブリットポップか!というぐらいの捻りは効いてるけど明るくポップな楽曲揃いだった。どちらにしても好きな感じではある。 https://youtu.be/Vue2lznRaDg 発売日 2021/01/27 収…

Spoon / Lucifer On The Sofa

劇的な変化があるわけじゃないが前作同様の深みのあるプロダクションはそのままに、音色が減ってよりソリッドになった印象。少しずつ新しい試みを加えて作品を届けてくれるので常に新鮮さがあるのがSpoonのいいとこで、今作も良い。 Spoon - The Hardest Cut…

僕の心のヤバイやつ【特装版】(6) (少年チャンピオン・コミックス) / 桜井のりお

しばらく前からそうではあったんだけど、すでに心のヤバいやつはおらんよね…。市川はただただ純なナイスボーイで、心の中にいるのもヤバいやつならぬ好青年だし(実際にキャラクターとして出現しとるし…)。でも、もう、むしろこのまま、ふんわりでいいっす。

日本移民日記(岩波書店) / Moment Joon

momentは自身の表現を称賛する業界の先輩の発言でも、納得いかなければ忖度せずに刃を向ける。本人のキャリアに何の得も無いし、労力も必要なのに逐一対応していくその姿勢はあまりにも誠実で、面倒臭いと同時にチャーミング。その姿勢はこの著作からも滲み…

田所さん 4 (ヴァルキリーコミックス) / TATSUBON

紙本での『田所さん』、終わってしまったー。展開としては田所さんと二階堂さんが仲良くなった時点でもうずっとマンネリで良し!とはなってるので、物語の続きがそれほど気になる訳ではないのだが、4巻では新キャラ登場してくるし、やっぱりこの世界を引き続…

死者はまどろむ (集英社文庫) / 小池 真理子

面白かった。またしても作家をイメージで敬遠していた過ちに気づくシリーズだったよー。というかミステリ作家ってやっぱり文章レベルが高い人が多いのかな。スプラッタ要素ゼロ、しかも古典的なモンスターを扱いながら上質でモダンなヤバい田舎集落ホラーに…

「BTS JAPAN EXHIBITION -THE BEST-」福岡会場

期間:2022年1月22日(土) ~ 2022年2月25日(金)〔35日間〕 会場:BOSS E・ZO FUKUOKA 6F イベントホール 各日時間ごとに入場制限あって前売りチケット購入で入れる。1人2200円…。今回もいつものごとくファンクラブ先行は我が家全員落選。一般発売で購入して…

ファニーフィンガーズ ラファティ・ベスト・コレクション2 (ハヤカワ文庫 SF )/R・A・ラファティ著、牧眞司 編、伊藤典夫、浅倉久志ほか訳

文明批評のようにも読める『スロー・チューズデー・ナイト』や、『一期一宴』のような痛快なホラ話など、そのどれもが扱う題材に関係なく、SF的発想に溢れてミステリアスさとユーモアが同居している楽しいアンソロジーだった。なかでも表題作『ファニーフィ…

スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム(2021年・米)

ミステリオを倒したスパイダーマンことピーター・パーカー(トム・ホランド)は、世間に正体を知られ、さらにはミステリオ殺害容疑もかけられてしまう。マスコミにも追われ、メイおばさん(マリサ・トメイ)やMJ(ゼンデイヤ)、ネッド(ジェイコブ・バタロ…